あれから15年
尾崎豊が亡くなって15年たつそうです。新聞やテレビで、尾崎豊の特集をやっているのが最近目につきます。私は代表作ぐらいしか知らず、ファンでも何でもないけれど、それでも「あれから15年たつのか」としみじみ思ってしまうのは、訃報を聞いたときの状況を今でも鮮明に思い出すからでした。
そのとき、今の民宿の建物を、建てている最中でした。煙突火災で焼けてしまった旧館の、焼け残った部屋に寝泊まりして、新館の外装、内装に張る板を、宿主と毎日自動かんな盤で製材していました。突然の火災で新築することになったので、十分な資金もなく、とにかく費用を安く上げようと、素人でも出来る製材は、自分たちでやったのでした。
肉体労働はやったことがなかったので、私にとってはけっこうつらい仕事でした。へろへろになって昼休みに、倉庫横の事務所でお弁当を食べたとき、読んだ新聞に「尾崎豊が亡くなる」という記事がありました。もちろん、お騒がせ事件や代表作は知っていたので、まだ若いのにねえ…なんて程度にしか思わなかったのだけど…
今、普段の生活の中で、製材をやっていたことを思い出すことはありません。でも何かのキーワードで、ひょこっと思い出すものなんですね。それが、私にとっては尾崎豊らしいです。