サロベツ原生花園…サロベツ原野のど真ん中

 豊富町のサロベツ原生花園は、面積約2万3千haにも及ぶサロベツ原野の、ほぼ真中に位置しています。 駐車場と自然教室、レストハウスがあり、1周30分ほどの木道と、10分ほどの短い木道があります。木道東側奥が高層湿原の いろんな植物を見つけやすいでしょう。5月から9月にかけて、実に100種類以上の湿原の花が咲きますが、 中でも6月下旬から7月上旬にかけて一面に咲くエゾカンゾウが一番有名です。といっても自然のままに咲いている野生の花たち です。人間が手入れした公園の花壇を想像して行かないように・・・。
 またサロベツ原野は野鳥の楽園でもあり、他では見られなくなってきたシマアオジがサロベツ原生花園で見れるという事で、 最近大きなカメラを持った野鳥観察の人たちも増えてきました。 サロベツ野鳥掲示板も設置してみましたので、野鳥の情報はこちらをご覧ください。

サロベツ原生花園の早春(4月〜5月上旬)

 本州で4月といえば桜が咲いて春本番といった所ですが、サロベツ原野の春は遅いです。でもずっと雪に閉じ込められてきたので、 気温が日中でプラスになり、雪が溶けてくるだけでも、「春」をとても感じてしまいます。

雪解けの頃

4月上旬
雪解け水で川も氾濫、水鳥が多くやってきます。

サロベツ原野と利尻

4月下旬
牧草地は緑になってきても、まだ原野は草枯れ色。

遊歩道とレストハウス

5月上旬
道路わきには水芭蕉やリュウキンカがにぎやかに咲いていても、原野はまだ眠りから覚めていません。

サロベツ原生花園の春(5月中旬〜6月上旬)

 ゴールデンウィークを過ぎるとさすがに雪も降らなくなり、新緑の季節を迎え、牧草地ではタンポポが一面に咲き、山菜が おいしい季節となります。サロベツ原生花園でも、小さくて地味ながら、遅い春を告げる花が咲き始めます。

ホロムイツツジ

5月中旬
一面茶色一色で、何も芽吹いていないかのような原野に、ホロムイツツジが一番に咲きます。

ヒメシャクナゲ

5月下旬
車で通り過ぎるだけでは絶対分からないヒメシャクナゲ。一面に咲いている様はとてもかわいらしいよ。

ワタスゲと利尻

6月上旬
ワタスゲが咲き出すと、春というよりもう初夏かなあ・・・。

サロベツ原生花園の初夏(6月中旬〜7月中旬)

 海岸では中旬から下旬が見ごろのエゾカンゾウは、2週間ほど遅れてサロベツ原生花園で見ごろになります。 大きくて目立つ花が多く、一年で一番華やかな時期です。

エゾカンゾウと利尻

6月下旬
エゾカンゾウで原野が一面黄色く染まるのは1年間のうち1週間程度。6月に遅霜が降りると全滅する繊細な花。

トキソウ

7月上旬
足元には、サワランやトキソウ、ツルコケモモなど小さな花もたくさん咲いています。

ノハナショウブ

7月中旬
地味な色ですが、3種類のあやめが道々444号線の北側にたくさん咲きます。

サロベツ原生花園の夏(7月下旬〜8月下旬)

 盛夏に咲く花は、紫系が多いような気がします。夏と呼べるのはつかの間で、 お盆を過ぎるとススキの穂が目立つようになります。8月下旬は、晩夏というより初秋と呼ぶべきなのでしょうけど。

タチギボウシ

7月下旬
タチギボウシは、エゾカンゾウに負けないぐらい本数はいっぱい咲くのだけど、色が地味なんだなぁ。

サワギキョウ

8月中旬
サワギキョウが咲くと、秋がもうすぐ側にやってきているかのような気分になります。

豊富町サロベツ原生花園

8月下旬
あれだけ多かった虫達もあっという間にいなくなり、朝晩原野に霧がかかる事が多くなります。

サロベツ原生花園の秋(9月上旬〜11月下旬)

 観光客がいなくなった原野にただ風が吹きぬけます。黄金色に輝く葦原の中で一人たたずめば、 サロベツ原野の本当の魅力は、この寂寞とした風景にこそあるのではないかと思うのです。

ホロムイリンドウ

9月中旬
澄んだ秋の空を映したかのようなホロムイリンドウの花。

草紅葉

10月中旬
さわさわと風で揺れる葦原の上を、秋の渡り鳥が飛んで行きます。

晩秋の原野

11月下旬
すっかり白くなった利尻富士。その後原野も雪に埋もれていきます。

サロベツ原生花園の冬(12月上旬〜3月下旬)

 何もかも雪にうずもれ、色彩の無いモノトーンの世界です。天気のよい日に現れる利尻は、青空に白い稜線がくっきりと映えて、 夏よりも大きく、神々しく見えます。

厳冬期のサロベツと利尻

2月上旬
12月から2月にかけては吹雪く日も多く、利尻が見える日は少ないです。

厳冬期のサロベツと利尻

3月上旬
2月中旬から天気も安定し、利尻が見える日が多くなってきます。

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