2010年3月5日(金)


上から薪を入れるときに持ち上げる蓋の持ち手が、壊れてしまいました。熱くないように木の持ち手があったのですが、割れてしまったのでした。「熱いから蓋をあけるときは、軍手をしないとだめだぞ」と言った宿主が、うっかり素手で触ってしまい「アヂ~ッ」と大騒ぎ。早く持ち手を作らなければ、宿主が一番やけどしそうです。
「木で作るのがいいのかな~」と言っていたら、お客さんが「エゾシカの角で作ればいいでしょう」と言い、宿主は「おおそうだ、それいいね!」と言って、エゾシカの角を小屋から持ってきました。普通の家にはシカの角なんてないと思うけど、宿主は落ちていたシカの角を拾って物置小屋に置いていたのでした。
そうして完成したのが、右の写真。でも完成品を見て、私とお客さんは不満でした。「どうせなら、シカの角らしく、ビュっと先がとがっていて欲しかったなあ」「せっかくのシカのインパクトが弱い!いっそシカの頭を持ち手として突き刺しておけば良かったんじゃない?」などと言いたい放題。そう、物置小屋には、これも拾ってきた角付きシカの頭ミイラが、あるのであります。
気持ち悪いシカの頭ミイラが薪ストーブに付いていたら、お客さんが激減してしまうこと間違い無しのような気が…。「もうちょっと持ち手の先が格好良く見えるように細工はできる」などと宿主は言いますが、きっとこのままで終わりだろうな。やけどする心配もなく、薪を入れれるようになりました。
「のんた君の部屋」更新しています。
2010年3月4日(木)
昨日から来られたお客さんは、スノーモービルと、薪ストーブにあたりながらの読書を楽しみに来たとのこと。まさに今はかた雪で、モービルツーリングには最高です。
薪ストーブの前でごろんと寝っころがりながら読んでいる本は、英語の本でした。顔立ちはまさにインド人の顔立ちなのですが、日本生まれの日本育ち、バリバリの関西弁でしゃべるので、こちらとしては本も日本語の本を読むのかと思えば、漢字が苦手なので本を読むときは英語の本がいいのだそうです。
漢字を覚えるより英単語を覚える方が楽なのかしらん??と私が考えていると、宿主が「それなら、みんなの前で熱心にエロ小説を読んでいても、誰にも分からないからいいよなあ!」と言ったので、私もお客さんも「ぶふう!」とふきだしてしまいました。
そうかあ、薪ストーブにあたりながら、英語版エロ小説を読んでいても、私たちには分からないぞ。そんなひどいことを宿主に言われているお客さんは、30年近く前から来てくれている人です。とりあえずお客さんの読んでいた本には、怪しげな男女の挿絵はなかったと報告しておきましょう…。
2010年2月21日(日)
天気予報では、ちょっと荒れ気味ということでしたが、今日は朝から良いお天気でした。昼の列車に乗るといっていたお客さんも、天気が良いので、ぶらぶら2時間かけて、駅まで歩いていかれました。今日みたいな日なら、歩いても気持ちが良いだろうな。
とても寒かったときは、1週間で部屋に積んであった薪を使い切っていましたが、今回は2週間ありました。今シーズンは、息子とコンビを組んで宿主は薪入れをしています。息子が薪小屋から薪をダンボールに入れ、ベランダに置くと、宿主が受け取って部屋に積み上げていきます。積み上げるのは、コツがあるのだそうです。
息子が手伝うようになって時間は半分ですむようになりました。のんた君も、そばをウロチョロしておりますが、のんた君は監督ですので、実践力にはなりません。ああやっと、子供たちも使えるようになったなあ~と、しみじみ思う今日この頃です。
2010年1月23日(土)
「あっ、あった、あった」と宿主は、灰の中から時計の残骸を見つけ出しました。いくら1,980円とはいえ、跡形もなく時計が消失してしまうのは、あんまりですものね。
私は普段、外出するときしか時計をしないのですが、宿主は日常でも時計をつけています。外仕事で、チェーンソーを使っていたり、力仕事をしているときもつけているので、時計を壊したり、失くしたりしやすく、2~3年に一回は、時計を買う羽目になります。
ホームセンターに行ったら、くべてしまった時計とまったく同じ時計が売ってあったので、宿主はまた買ってきました。1,980万円ではなく1,980円の時計ですが、またすぐどうにかしてしまいそうなので、これで十分。ああせめて次は、薪ストーブの中に放り込まないようにしてもらわないと。
2010年1月22日(金)
朝起きると宿主が「昨夜俺は大変なことをしてしまった」と、しょんぼりして言うのです。「もう寝ようと思って、はずしてテーブルに置いてあった腕時計と、紙くずを持って立ち上がったんだ…」そこまでで、だいたい何があったのか分かりました。宿主はいつも寝る前に、薪ストーブに薪を入れて火止めをするのですが、そのときついでに燃える紙くず類も放り込むのです。
「放り込んだとたん、コトッって音がして気がついたんだ。俺、紙くずと一緒に時計も薪ストーブの中にくべてしまった!」朝、薪ストーブに火を入れるとき、灰を全部かきだして、時計の残骸を探しましたが、まったく見つかりませんでした。きれいさっぱり、溶けてなくなっていたのです。
さあその話を連泊していたお客さんに話したとき、薪ストーブの中にくべた時計は、1,000万円の時計になっていました。「ダイヤをちりばめた1,000万円の超高級腕時計だったのに!」と騒ぐ宿主。しかし昨日、一日中宿主と話をしていたお客さんは落ち着き払って言いました。「ダイヤモンドなら、薪ストーブぐらいの熱なら溶けませんよ、プラチナでも大丈夫です。でも、1,980円ぐらいの時計なら、跡形もなく溶けてしまっているかもしれないなあ!」そう、見事にお客さんに宿主の時計の値段を当てられてしまいました。
その後、薪ストーブの中で消滅した時計は、お客さんとの話題の中で2,000万円にまで値が上がっていました。お客さんが出発されて、自分たちだけになった後、薪ストーブの熾き火かき混ぜる宿主に、私は「どっかにダイヤモンドが引っかかってない?」と尋ねるのでした…。