2月
24
体験して分かる白い闇の恐怖
昨年泊まったとき、吹雪いて出れなくなって、もう一泊余分にしたお客さんが、今年もまた泊まりに来てくれました。
昨年予約したとき、「吹雪いたら駅まで送迎できませんので…」と私に言われて、「そんな冷たい言い方をしなくても、どうにかして送迎すればいいのに」と思ったそうです。ところが泊まった次の日、本当に通行止めになるような吹雪になってしまって、ちょろっと外に出ると、目の前も見えなくなる白い闇の恐怖。「これは本当に、送迎どころじゃないなあ」と思い知らされたそうです。
よその宿に泊まっていたときも、「これから吹雪いてくるから、出れるうちに帰ったほうがいい」なんて、宿の人に言われたこともあったそうです。私もそうですが、どこの宿だって、お客さんいはできるだけ泊まって欲しいし、どうにかして送迎もしてあげたいけれど、吹雪の猛威の前では、どうしようもないのです。住んでいる私たちは、身に沁みてよく分かっているのだけど、吹雪の経験が無い客さんは、分からないんですよね…。
今年は穏やかな日に訪れたお客さん。昨年は吹雪いていてもストーブの前でゆっくりくつろいでいるのがとても良かったそうですが、穏やかな冬のサロベツも、楽しんでいってもらいたいですね♪