私の代わりに雷が暴れる

 お客さんも家族も全員寝静まっていたときに、電話が鳴って、出ると、「そちらの宿にコインランドリーはありますか」と聞かれました。「ま夜中のこんな時間にお答えしたくないので、朝8時を過ぎてからおかけ直し下さい」と怒りを抑えて静かに言いました。(もちろん、かけなおしてきませんでした)

 すっかり目がさえて、しばらく寝られなかったのですが、遠くで雷が鳴っているのが聞こえました。布団の中でぼんやり雷を聞いていると、だんだん音が近づいてきます。そのうち、雨がザーッと降ってきて、ドンガラドンガラ、雷様はサロベツの上空で大暴れして、そしてまた遠くへ去っていきました。それから私も、ようやく眠りにつきました。

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2009年9月19日 | テーマ:民宿での出来事 | コメント(3) |



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