宿主失格?!
早く朝ご飯を食べ終わった宿主にチャリダーさんが「自転車のフレームに、記念のサインをしてください」と言いました。旅先で出会ったいろんな人に書いてもらっているんだとか。私はまだ朝ご飯が終わってなくて、台所で食べていると、何やら玄関先で大騒ぎしています。???と思っていると宿主が帰ってきて「ああぁ俺はもうだめだ~」と騒いでいるのです。なんのこっちゃ?と思ったら!
フレームの一番目立つところに油性マジックで「サロベツの宿 あしたの城」と書こうとした宿主。まず「サロベツの宿」と書いたつもりがチャリダーさんに「“ツ”が抜けてますよ」と指摘され、よく見たら「サロベの宿」になっているではありませんか。げっどうしよう、と動揺する宿主にチャリダーさんは「^を入れてツと入れればいいですよ、面白くていいじゃないですか」となぐさめてくれました。
気を取り直して続きの「あしたの城」と書いた宿主、しかし横で呆然とするチャリダーさん。今度はなんと“の”が抜けて「あした城」と書いていたのです。さすがのチャリダーさんも「…宿主失格ですね」と一言。宿主は奈落の底に落ち込んで、「俺は自分の宿の屋号も書けなくなってしまった。もうぼけたのか、病院へ行かなくちゃ」と一日言っていました。
私は気を使ってこのことはブログに書かなくていいやと思っていたのですが、宿主は書いていいというのです。「おれはボケて字が書けなくなったから、よくお客さんから記念に何か書いてと言われるけど、もうこれから書かないから、そうブログに書いといて!」と言っていました。
う~ん、ボケても自分の屋号ぐらいは書けるように、毎日練習した方がいいと思うけどなあ。これを機に記念帳サイン引退宣言をする宿主でした。