立派な若者になって!

たくましい体格の若者が、お土産を手にちょっともじもじして気恥ずかしそうに「僕の父と母をよく知っていると思うのですが…」と言うので、だれか常連さんのお子さんかなあと、予約表で名前を確認すると「ええぇぇぇ!」とびっくり仰天。あしたの城にまだ水道がなかったころ、道道106号線が存在しなかったころ、怪しげなキツネ鍋が食卓にのぼったころ、何を血迷ったのかうちによく来ていただいたお客さんの子供さんです。

ご両親と一緒に来たのは小学生の時だそうです。今はもうじき二十歳とか。小学生の時のイメージしかなかったので、こんな立派な青年になって感動的ですらありました。東京に出稼ぎに行っていた時や、マラリアになって養生していた時など、宿主はとても懇意に付き合っていたので、その息子が、体格だけでなく何気ないしぐさですらお父さんそっくりなのを見て、涙を流さんばかりでした(ちょっとおおげさかな)。

雨が降ったりやんだりで誰もが見れないと思っていた夕焼けを見れたのは、自然の神様が、夕日を見るために到着時間を変更した彼を歓迎したのかもしれません。ということで、昨日一緒に出かけて見た「夕日」をUPしております。

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2012年9月11日 | テーマ:民宿での出来事 | コメント(5) |



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