大井戸ざくらの原画展を見に行く

大井戸ざくら原画展大正15年のサロベツ地図豊富町定住支援センターのオープン企画として、「大井戸ざくら」の原画と、大井戸百合子さんの他の作品や版画展が9月30日まで支援センターで開かれているので、見に行ってきました。写真撮影禁止とは書いてなかったけど、こういうのって普通は写真に撮るの良くないよな~と思って原画、版画を撮るのは遠慮しました。

豊徳開拓の歴史を聞くとき、祖父の秀蔵さんの名前は必ず出てきてますが、本当は、名前が出てこない秀蔵さんの奥さんが、労働者を束ねて事業をやっていたそうです。秀蔵さんは、人が良くて現場に立ってあれこれ指図して束ねていく能力はなかったのだとか。他の版画の作品とかを見ていると、開拓時代の逞しい母ちゃんたちが題材でよく使われているのですけど、大井戸家は女がバリバリ先頭に立って切り開いていってたんですよ、との話を聞いていたので、その作風が分かる様な気がしました。

秀蔵さんは森林伐採のみで牧場はしていなかったそうですけど、古い地図には大井戸牧場として名前が載っています。展示には大正15年の地図が貼ってあって、鉄道もないころ、豊富町から豊徳に至る道もなくて、天塩川を使って行き来していたころの地図が面白かったです。このころの初夏の原野、どんなのだったのかなあ。夏の原野は人が入れなくて、見た人はほとんどいなかったと思うけど。

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2013年9月26日 | テーマ:暮らしの中で | コメントは受け付けていません。 |



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