私の代わりに雷が暴れる

 お客さんも家族も全員寝静まっていたときに、電話が鳴って、出ると、「そちらの宿にコインランドリーはありますか」と聞かれました。「ま夜中のこんな時間にお答えしたくないので、朝8時を過ぎてからおかけ直し下さい」と怒りを抑えて静かに言いました。(もちろん、かけなおしてきませんでした)

 すっかり目がさえて、しばらく寝られなかったのですが、遠くで雷が鳴っているのが聞こえました。布団の中でぼんやり雷を聞いていると、だんだん音が近づいてきます。そのうち、雨がザーッと降ってきて、ドンガラドンガラ、雷様はサロベツの上空で大暴れして、そしてまた遠くへ去っていきました。それから私も、ようやく眠りにつきました。

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2009年9月19日 | テーマ:民宿での出来事 | コメント(3) |

コメント

コメント

  1. そら より:

    相変わらず非常識な方がいますね、私も仕事ですがどうでも良いことで朝の6時に電話されたことがあります。
    思わず、「そんな話今じゃなくてもいいでしょ?」と
    言ってしまいましたが(笑)

  2. 赤壁周庵 より:

    なんだか少し前にもこのブログでこんな(非常識電話の)記事を見たような・・・
    何なんでしょうねえ、まったく。
    勤め先にもこういう自分が宇宙の中心と勘違いしている「天動説」の信奉者がよくいますけど、それはさておき・・・

    怒気を抑えた声、ってのは怒鳴りまくるよりずっと聞いている側に怒りを感じさせるので、効果的なのでは。
    もっともそういう怒りを察せられるような人だったらそんな非常識な電話なんかかけて来ないでしょうね。(^^;;;

  3. あしたの城 より:

    電話で起こされて、朦朧とした状態で「コインランドリー」と言う言葉を聞いても「コインランドリー」ってなんだったけ、と思ってしまいました。
    怒り半分、あきらめ半分と言ったところで、電話にお休みモードを設定しようかと思うこともありますが、本当に緊急の電話がかかってきたときに困ると思うと、設定できないのであります。




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