27年前に牛乳鍋を食べたお父さんの紹介

夏休みに入ると年配のお客さんがどんと減り、それに伴って、宿泊者数もどんと減るあしたの城です。夏休みになるとお客さんが増えてきたのは遠い昔の話、最近いかに団塊の世代がうちの宿泊人数を引っ張っているのか、思い知らされる毎日です。

今日はお父さんの紹介で泊まりに来た人がいました。27年前に牛乳鍋を食べたんだそうで、ぜひ牛乳鍋を食べておいで、と言われたのだそうです。もう34年も宿をやっているので、初期のころ泊まりに来た人の子供たち世代が、親の紹介で泊まりに来るんですよね。

宿主が「27年前の牛乳鍋って、どんな味だったんだろうなあ」とぼそりと言っていました。発展途上の時代で、今の完成された牛乳鍋の味ではなかったと思います。「失敗だあ」なんて言いながら試行錯誤して毎日お客さんに食べさせていたと言いますから、ひどいですよね。本当の口コミだけでやっていた古き良き時代だなあ。お客さんのお父さん、良かったら今の完成された牛乳鍋、ぜひ食べに来てください(^^)/

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2011年8月2日 | テーマ:民宿での出来事 | コメント(4) |

コメント

コメント

  1. チャリンコ親父 より:

    すごいなあ。

    こういうのって、仕事冥利につきますね!
    最後の一文は、ホントにそう思いますね。

    フッと考えたら、
    わたしは逆で、高校の息子から薦められているのにまだ伺えていないのでした。

  2. 北野 大地 より:

    いい話ですねぇ!
    私は逆に、いつか親に牛乳鍋を食べに行かせたいと思っています!

  3. そら より:

    私が30年前にお世話になった時は1泊しかしなかったのですが、牛乳鍋はお話だけで食べられませんでした。よく覚えていませんが、食べたのはたしか普通の食事だったような気がします。そんな訳で数年前にお邪魔して20数年来の希望だった牛乳鍋をいただきました、また食べたいです。

  4. あしたの城 より:

    そのうち、初期のころのお客さんが、孫を連れてやってくるのではないでしょうか。ドミトリーだけでなく個室もあるので、幅広い年代の人に来てもらえて良かったなあと思います♪
    この前も、25年ぶりぐらいに来たお客さんが、「オーナーは年は取ったけど、性格はかわっとらんね」と言っていました。偏屈オヤジならぬ偏屈ジジイになって、この先も牛乳鍋を作り続けると思います!




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