猛吹雪、息子の受難はバスを降りてから!

稚内市内の学校はすべて朝から臨時休校になったほど猛吹雪の天気予報でしたが、豊富町の学校は普通通りありました。でも昼過ぎて地吹雪がひどくなってきて、これは絶対授業を早めに打ち切って帰ってくるなあと思っておりました。ところが息子は5時を過ぎても帰ってきません。このあとのバスというと6時半になるので絶対におかしいなあと思って、高校に電話してみました。すると早めに授業を打ち切って、バスは3時に出発しているというではありませんか。

もうびっくりして、ひょっとして道道か私道で倒れて雪に埋もれているのかと、宿主はすぐさま防寒服を着て探しに行こうとしましたが、先生はすぐにスクールバスに連絡して、様子を聞いてくれるというので待ちました。すぐに電話がかかってきて、バスは吹雪で走れなくなったけど、町の除雪車を要請したので、除雪車が先導して走ってくれるようだから、そのうちに着くだろうとのこと。それを聞いたら一安心です。息子は携帯電話を持っていないので、こういう時、わからないんですよね。

こうして、天気が良ければ30分もかからずに帰ってくるところ、6時過ぎ、なんと3時間もかけて息子は帰ってきました。おまけに息子は全身雪まみれです。薪ストーブの前でへたり込む息子に話を聞けば、スクールバスは吹雪による吹き溜まりに8回(回数は分からないがそれくらい多い意味らしい)突っ込んで動けなくなり、自力で出たり、シャベルで雪を掘って出でたり、トラックにあげてもらったりしながら進んだけど、ついに動けなくなって、除雪車を要請すれば、途中でたくさん車が同じように動けなくなっているもんだから、なかなか除雪車がバスのそばまでやってくることができず、ようやくバスの前を走るようになってもその先また車がつかえているという状態で、なかなか前へ進めなかったらしいです。

しかし、息子の本当の受難は、スクールバスを降りてからだったのだとか!最初は足首までの雪の中を、歩いていたら、道の途中からひざ下になり、腰までの深さになりました。朝には隣のIさんがきれいに除雪してくれていた道がです。風で道に置くハードルのように吹きだまるので、そこを突き抜けるとひざ下になり、その次は、おへそまで雪に埋まって突破するという状態だったらしいです。雪の中でもがくように突き抜けて、そりゃあ家に着いたときは、全身雪まみれになりますね。

今の時間(夜の9時過ぎ)は、道道は通行止めです。明日は息子を町に送っていく用事があるけど、なんだか無理のような気がするな~。

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2013年2月8日 | テーマ:暮らしの中で | コメント(6) |

コメント

コメント

  1. なまら より:

    要、プリペイド携帯!

  2. キサブロー より:

    雪国らしい、雪国でないと無いような現実ですね。
    けれど、便利に成り過ぎた現在、文明や技術頼りにするよりも、やはり自分の時代が良かったような回顧も感じてしまいます。

  3. あしたの城 より:

    >なまらさん
    宿主はプリペイド携帯、息子は、本人が要らんというので、持たしてないんですわ~!

    >キサブローさん
    こういう緊急時は、あったほうが便利なんですけど、私の学生時代、携帯がなくてよかったと思っています…。

  4. なまら より:

    >本人が要らんというので

    今時の子にしては珍しい!

  5. yosakoi より:

    こんにちは。
    8日は暴風雪で庄内住宅から出られず、乳検もお流れでした…
    自然の猛威に驚きです。

  6. あしたの城 より:

    >yosakoiさん
    きっと雪があまり降らないところに住む人には、この感覚、分からないでしょうね~。家に閉じこもるしかないですもんね。




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