海岸は霧で利尻の夕日も見えず

海岸にたちこめた海霧と太陽宿の庭から見た夕日

 宿の庭からは、利尻がきれいに見えていたので、お客さんと夕日ツアーに行きました。連泊のお客さんは、海岸まで行かずに庭で見ていると言って、数名は宿に残っておりました。

 車で原始砂丘林を抜けて海が見えてくるところに来ると、突然風景は一変してしまい、濃い霧で、利尻はまったく見えませんでした。太陽だけが、霧の中で白く見えていました。

 さっきまで利尻が見えていたので、車でのわずか5分ほどの移動の間に、霧が流れてきたのなら、また霧が流れて利尻が見えてこないかなあと、しばらく海岸でおりましたが、結局、「残念でした」と帰ることにしました。

 濃い霧で、ヘッドライトをつけてゆっくりでないと、走れないような感じでした。でも原始砂丘林を越えてサロベツ原野が見えてくるところに来ると、急に霧が晴れて、すっきりと周りが見えてきました。そして宿に着くと、利尻がきれいに見えているのでした。

 もうちょっと海岸で待てば利尻が見えてきたのかな??とお客さんが言っておりましたが、聞くところによると、宿からはずっと利尻が見えていたとか。海岸がすっぽり霧に覆われていたので、海岸ではいくら待っても利尻は見えなかったようでした。

 海岸で利尻が見えなくて、宿で見えるなんて、初めての体験だな。「今日はのんびり宿の庭で夕日を見るわ~」と言っていた人のほうが、結果的にきれいな夕日が見れたのでした。

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2009年8月8日 | テーマ:サロベツの風景 | コメント(2) |



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