小学校の時の先生が来てくれた話

草紅葉のサロベツ湿原サロベツ川と利尻
もう2週間近く大気が不安定で天気が良くありませんでしたが、今朝はとても良い天気で、雪をかぶった利尻はきれいに見えるし、風もそよ吹く程度です。写真を撮りに湿原センターや下サロベツに行くと、葦原は日差しを受けて黄金色に輝いていました。あ~、こんな光景を、昨日の午後、稚内空港から熊本に帰られた先生に、見せてあげたかったなあと思いました。

先生は小学校5~6年生の時の担任です。大学を卒業して初めて私のクラスを受けもちました。先生は子供たちに、毎日日記をつけておいでと言いました。日記を出したら、それに何かコメントを書いて、戻してくれました。そして日記を書く習慣は卒業後も続きました。自分が今、ものを書くと言うことに、そう苦労しないで題材を見つけられるのは、その時に基礎を作ってもらったからだと思うのです。書く面白さを教えてくれたんだと思います。

友達とつるんで、よく先生の家に遊びに行きました。卒業しても、年に一回程度、みんなで遊びに行きました。高校の時、先生が故郷の熊本に帰られてからは、年賀状のやり取りだけになりましたが、大学の時、クラブの春合宿が九州であったので、これは何かの縁やと思って遊びに行きました。結婚して宿主の実家の長崎に行った時も、やはり足をのばして会いに行きました。機会があれば会いに行きたいと思う先生でした。そして気持ちよく一緒に歓迎してくれる奥さんでした。

今回は最後に会ってから24年ぶりです。65歳になった先生は想像がつきません。21日にドキドキして稚内空港に迎えに行ったら、先生も奥さんも、ちっとも変っていないので、笑ってしまいました。先生の熱き魂、奥さんあっての先生(!)は、そのままなんです。天気が悪かったし寒かったしで、あちこち連れて行ってあげようと思った通りには行けなかったけど、話が尽きることなく、本当に来てもらえてよかったなあと思いました。

今は北と南に遠く離れて住んでいますが、機会があればまた会いに行きたいし、いつまでもいつまでも、繋がっていたいご夫婦です。

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2012年10月25日 | テーマ:暮らしの中で | コメント(2) |



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