豊徳の開拓実話をもとにした絵本「大井戸ざくら」

作者の大井戸百合子さんとお客さん大井戸ざくら
昨年の7月にここ豊徳地区に一番最初に開拓に入った人のお孫さんが来た話「80年以上前、開拓に入った人の末裔」をブログで書きました。お孫さんである大井戸百合子さんは、札幌に住む版画家で絵本作家、自分のおじいさんが開拓に入った時の話を絵本にしようと取材に来ていたのでした。そして今回、絵本「大井戸ざくら」が完成し、豊富町で講演会が行われ、「また来ます!」とのお約束通り、泊まりに来てくれました。

大井戸百合子さんのおじいさん、秀蔵さんが来たのは100年ほど前、この高台は昼間でもうっそうと茂る原生林で、木を伐採して売ったそうです。木を全部切った後に他の人たちが本格的に開拓に入って酪農が盛んな地区になりました。開拓時代にあった大井戸ざくらと呼ばれた桜は、ここの地区のシンボル的な存在で、みんなに親しまれていたというのは、私もここのお年寄りからよく聞いていました。その桜と豊徳地区がたどった実話を絵本にしています。

実際の大井戸ざくらあしたの城に泊まってイメージがわいた場面
昨年取材に来た時に、うちに泊まって見た星空、そして宿の周りの林と笹藪をイメージして絵本に描いた場面があるとか。なんだかとっても嬉しいですね。もしも絵本に興味を持った方は、企画発行スモーク・ハウス 電話011-561-0525 メールyuriko-echhing@snow.odn.ne.jp に問い合わせてみてくださいね。

ところでところで、大井戸百合子さんと一緒に写っているお客さん、たまたま偶然泊まりあわせた方ですが、偶然はそれだけではないのです。泊まりあわせたお客さんどうし話をしているうちに、彼の高校時代の友達で、大井戸と言う同じ名前の人がいたそうです。その友達は、自分の先祖は北海道の開拓者だったと言っていて、今でも親戚が北海道にいるのでよく北海道に遊びに行ってたみたいでした。

その話を聞いて大井戸百合子さんが、確かに自分の甥が、本州のほうに住んでいる、と言うことになって、話を突き詰めていくと、彼の友達は、大井戸さんの甥の子供さんだったのです。大井戸さんと甥御さんは15歳ぐらいしかな離れていなくて、甥っ子が赤ちゃんの時は同じ敷地に住んでいたので、おむつをよく替えてあげていたんだとか。つまり、友達のお父さんのことですよね。

あまりの偶然に大興奮、お客さんは「大井戸ざくら」の絵本を一冊買っていきました。一日違えば会うことはなかったのに、遠縁のお友達と言うことでもなんか偶然ってすごいですね。

今日は天気が良くて「景色」更新しています。草紅葉と利尻です。

キーワード

2013年9月23日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |



このページの先頭へ