おばあちゃんも駅員さんもビックリ?!

駅に迎えに行ったお客さんは、80歳のおばあちゃん一人旅です。海外にいる息子さんが全部手配して、その計画で島やサロベツや稚内を回っているのだそうです。ツアーに頼らなく一人で回って元気だなあ~と感心していたら、稚内の駅で失敗しちゃったのよ、と笑いながらここに来るまでの話をしてくれました。

稚内駅で普通列車の切符を買って、もうホームに入っていいのか聞いたら、アナウンスがあるまで待合室で待っていてくださいとのこと。そこから駅員さんと話が始まって、おばあちゃんは、豊富駅で降りるんだけど列車はどこから乗るのが一番良いのか聞けば「どこでもいい」との返事。どこでもいいと言っても、降りるときに改札口に一番近いところで降りたいから、どこに乗ればいいのと聞き直しても「どこに乗ってもいいんですよ」と同じ答え。

なんとも不親切な駅員さんだと思って、私は足が痛いので、10両目まで歩いて行って、下りた時にまた1両目まで歩いて戻って改札口にでなければならないのならつらいでしょう、5両目が改札口に近いのかもしれないし、何両目に乗ればいいのですか、とそこまで言って聞くと、駅員さんが「列車は1両しかないですよ」といったそうです。

大都会でしか暮らしたことがないおばあちゃんは、1両しかない列車、ということにびっくり仰天したんだそうです。駅員さんにしてみれば反対に、何をこの人言ってんだろう??と思っていたかもしれないですけど、とりあえず観光地の駅ですから、大都会の何両も車両がある列車しか乗ったことがない人が来るかも、って想定をして、案内してあげるほうがいいですよね。

最後におばあちゃんは、ホームは何番線に行けばいいですか、と聞いたそうで、「ホームは一つしかないから」という答えにも、びっくりしたそうです。好奇心旺盛なおばあちゃん、海外にもよく行かれているそうですが、灯台下暗し、日本にも未知の世界があったようですね。

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2014年9月19日 | テーマ:民宿での出来事 | コメント(2) |



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