調査用の木道を歩いて、再生中の湿原見学をしてきました

泥炭採掘跡地の様子

10月19日 サロベツ湿原にて

かつての泥炭採掘跡地に再生中の湿原と、今も稼働している泥炭採掘工場を見学、湿原の利用と保全・再生のこれからについて考えるという見学ツアーに参加いてきました。

長靴を洗ってから

10月19日 サロベツ湿原にて

今も掘ったまま水深5メートルの水がたまっているところと、埋め戻して自然再生中のところがあり、今回は自然再生中のところへ調査用木道を使っていきます。植物の種を持ち込まないように長靴を洗っていきます。

ガンの群れがやってきた

10月19日 サロベツ湿原にて

調査用木道は幅が30センチほど、落っこちないように歩くので精いっぱいで、なかなか周りの風景を見られなかったのですが、途中で植物が再生して生えているところ、もともとの高層湿原が残っているところ、などなど、要所要所で説明してくれました。

ガンの群れが飛んでいく

10月19日 サロベツ湿原にて

ヒシクイやマガンが見事なV字飛行をして飛んでいきました。それを見る人たち!

うまく再生できないところ

10月19日 サロベツ湿原にて

うまく植物が生えずに土のままのところがあります。そこは直接湿原を歩くのですが、初めてじかに湿原を歩いた感じは、ふわふわして地面が揺れる不思議な感触でした。

うまく再生できないところ

10月19日 サロベツ湿原にて

植物がうまく根付かないのはなぜか、いろいろ研究がされて、ネットを設置したり溝を掘ったりして一番有効な方法を調べています。。

説明

10月19日 サロベツ湿原にて

参加者には小さな受信機と双眼鏡が渡されて、木道を歩いて列が長くなっても説明が聞こえるようになっていました。パネルとかも用意してもらって説明はわかりやすかったです。

泥炭採掘工場

10月19日 サロベツ湿原にて

このあと、今も稼働している泥炭採掘工場も行きました。この町の基幹産業である酪農と湿原の保護の両立は、本当に難しい問題だと思います。しかし知恵を絞っていろいろ対策を考えるのは、大切なことだなと思いました。

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