01チェーンソーの刃を磨いで、手作りソリを作って、いざ薪集めに出陣!

薪小屋

3月17日
雪がまだたっぷり残る3月中旬、宿主は裏の自転車小屋にこもっていた。薪集めをする下準備をするとか。いったい小屋にこもって何をしているのかな?

チェーンソー

宿主は、チェーンソーの整備をしていたのだ。隣の牧場主が、邪魔な木を切って薪にしていいと言ってくれたので、これでまた二冬分ぐらいの薪を集められるぞ。宿主は、チェーンソーを片手に勇んで出撃!

そりの組み立て

3月23日
どうも仕事の効率が悪いと宿主は帰ってきた。切った木を、2、3本まとめ、車が入る所までスノーモービルでひっぱて来るのだが、薪が地面のでこぼこに突き刺さって思うように運べないのだ。
そこで宿主は、不要のスキー板を使ってそりを作ってみた。これに木をいれて運ぶんだ!これでバッチリさ!!

バラバラのそり

3月24日
手作りそりを持って意気揚揚と宿主は出かけていった。しかし・・・わずか30分で仕事は終わってしまったようだ。「どうしたのよ父ちゃん」「木を積んで最初の運搬でそりが引っかかってスキー板が折れてバラバラに壊れちゃったよう」

近所のおじさんが、部落の会報を持ってやってきた。「おぉう、川上!何やってんのよ」「いやぁ、切った木を運ぶそりを作ろうと思ってんだけど」「木を切るぅ?!、何でこんなに雪がやわくなってからすんのよ。木を切るのはおめえよぉ、かた雪のときにするもんだぞ!」「うぅん、そりゃあ、わかってんだけどさぁ、かた雪のときは、寒いしぃ、スキーもしたいしぃ・・・」
そうなのだ。だいたい木を切り出すのは厳冬期と相場は決まっているのだ。夏は草が生い茂って切り倒した木を運ぶのが大変だが、冬はそりなどに積んで、どんな所からでも硬い雪の上を滑らせて運び出せる。しかしながら、雪が解けそうになってからやっと作業を始めるのは、宿主の性格というものである。「雪が融けるまでに木を切る」とは言ってるけど、父ちゃん、今まだこんなそりなんか作っは壊していて、雪が融けるまでに木を切れるのかい??

このページの先頭へ