夏休みは地元高校生がサブレンジャーとして湿原のガイドをしてくれます

地元高校生のサブレンジャーさんです

8月4日 地元高校生のサブレンジャー

夏休みの間は、地元の高校生や大学生がサブレンジャーとしてサロベツ湿原のガイドをしてくれます。一度ガイドの説明を聞いてみたいなあと思っていたので、お願いしてみました。現れたのは娘の同級生です。予約していなくても、その場で申し込めます(^O^)/

人工の池とガマ

8月4日 人工の池とガマ

まず説明してくれたのは、植生回復作業の話です。泥炭採掘工場の跡地にサロベツ湿原センターは建てられているので、本来の湿原の植生とは違うところがあります。回復作業の一環として、まずここには池を掘りました。すると自然に、ガマが生えてきているのだそうです。

葦と牧草

8月4日 葦と牧草

手前の緑一色のところは湿原ではおなじみの葦、奥の茶色く穂が出ているところは牧草が混じっているのだそうです。周りは酪農地帯、同じ緑のものですけど、牧草が混じってきているんですね。

ノリウツギ

8月4日 ノリウツギ

旧原生花園よりも背丈が大きいノリウツギの花が咲き始めていました。秋になって造花のようになった飾り花が結構好きなんですが、茎がストローのように空洞になっているとは、初めて知りました。

タチギボウシ

8月4日 タチギボウシ

昨年はいっぱい咲いたタチギボウシ、最近雨が全く降っていないので、ちょっと干からびているような…。エゾカンゾウの派手な花のあとに咲くので、ちょっと目立たない不遇な花です。

サワギキョウ

8月4日 サワギキョウ

個人的に気になるのはサワギキョウで、旧サロベツ原生花園よりも遊歩道のそばでたくさん見られそうです。まだまだこれから花芽を伸ばしてくるので、お盆を過ぎての見ごろになると思います。今から楽しみにしています。

エゾカンゾウの実

8月4日 エゾカンゾウの実

花よりも目立つのが、エゾカンゾウの実です。サブレンジャーさんは、エゾカンゾウが咲いている時期には来れなかったそうです。うちの子供たちは毎日原野を通って通学するので見ていますけど、地元でも町の人は、学校とかがあると、こちらの方まで来れないですもんね。

モウセンゴケ

8月4日 モウセンゴケ

サロベツ原野は泥炭層で栄養分が少ない土地なので、小さな花がほとんどであると説明してくれました。栄養を補足するために虫を捕る食虫植物は、サロベツならではの植物です。

タチギボウシと利尻

8月4日 タチギボウシと利尻

今はもう葉っぱだけですが、ホロムイツツジやイソツツジの葉っぱはとても良い香りがすると教えてくれました。いつも見ているけれど、触ったことはなかったし、触るとよい香りがするなんて、知りませんでした♪

キツリフネ

8月4日 キツリフネ

林の中に咲いているキツリフネ。宿の林の中にもいっぱい咲いています。これも熟した実に触るとパッとはじけると実践してくれました。 北海道の夏休みはとても短くて、お盆が終わるまでです。それまでサロベツの魅力を日本各地からやってくる旅行者に伝えていってもらいたいと思います。 サブレンジャーさん、充実した夏休みを送ってください♪

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