緑のトンネルは異世界への入り口

私道緑のトンネルファンタジー小説なんかを読んでいると、現世界と異世界とをつなぐのは、暗いトンネルだとか細い洞窟だとか、そう言うシチュエーションがよくありますよね。自分の宿から出かけるとき、帰ってくるときにこの私道を通る時、緑のトンネルがまさに異世界をつなぐトンネルのように感じます。

車一台が通るのがやっとで、木立に覆われて、「この道は心細くて不安で不親切だ!」と不満を言うお客さんもけっこういます。でも、「この細い道を抜けて宿の前に立った時に見る風景は、すごくはっとして、道北で一番気に入った景色になった」と言ってくれるお客さんや、「思わずまた私道を降りて、また登ってきて、私道を抜けた風景をもう一度見た」と言ってくれるお客さんもいます。

民宿あしたの城同じ一本の、ほんの200メートルあるかないかの私道なんですけど、それに対する人の感じかたは、まさに人それぞれです。怖い、どうにかして、というお客さんにはゴメンナサイ。私は、異世界の民宿あしたの城王国へ入る唯一の通り道として、この緑のトンネルが好きです。

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2017年9月6日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |

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