吹雪の置き土産!ベランダに吹き溜まった雪の壁
2月10日 民宿の前の林と利尻
厳冬期のサロベツ原野も、快晴無風のときは、こんなに美しいのであります。 うっすら樹氷がついた木立の向こうに、白く輝く利尻富士が見えます。
2月15日 私道を登校する子供たち
ところがいったん荒れると、ひどいときは一冬に2~3回、原野を通る道は通行止めとなり、 あしたの城は陸の孤島と化します。13~14日にかけて吹雪き、私道には1メートルの雪が吹き溜まりました。
2月15日 吹き溜まりの中にある自転車小屋
強風が民宿の建物にあたって渦巻いて吹き抜けていくため、風の通り道は、雪が飛ばされて芝生が見えます。 しかしその向こうの吹き溜まりにある愛犬のんた君の別荘(犬小屋)は、すっかり雪に埋もれてしまいました。
2月16日 ベランダにある雪の壁
ベランダには、風が雪を運んできて、壁を作りました。
2月16日 ベランダにある雪の壁
横から見ると、こんな感じです。
2月16日 ベランダにある雪の壁
朝はきれいにとがっていた稜線が、夕方になると、雪庇が出来ていました。 サーフィンをしている人形を置きたくなりますね。
2月17日 ベランダにある雪の壁
大雪は降りませんでしたが、風が雪を運んできて、雪庇が成長してきて姿を変えていきます。
2月19日 ベランダにある雪の壁
成長すると重みで落ちるのではなく、粘土のように折れ曲がり、またその上に雪が厚くたまって雪庇を作っていきます。 しばらく雪庇の成長を見て楽しんでおりましたが、暖気が来て、雪が少々溶け気味になったので、夜に凍り付いて 割るのが大変にならないうちに、取り崩しました。
2月19日 居間からサロベツ原野を見る
こうして晴れたり吹雪いたり、暖気が来たり寒気が来たりして、サロベツの冬は過ぎていきます。