薪ストーブに火を入れようとして

 「ああぁぁ~」と声がするので振り返ると、薪ストーブの前に段ボール箱を持った宿主が立っていました。薪ストーブの周りは、木屑がいっぱい散らかっています。「こんなになるはずじゃなかったのに。俺がしたかったことは、こんなことじゃなかったんだあ」と宿主は騒いでおりました。

 宿主がしたかったことは、木屑をいっぱい入れた段ボール箱を持って、薪ストーブの上の部分から木屑を燃焼室にきれいに入れたかったのでしょうけど、ダンボール箱を傾けると、きれいに入るどころか、上の開放口を跳び越して、木屑は周りに飛び散ったようでした。

 「あ~あ~あ~」と宿主は、「こんなになるなんて、こんなはずでは」としばらくぼやきながら、周りの木屑を掃除していました。まあ、予期せぬ悪い結果になってしまうことは、人生においてはよくあることですね。そしてそれを見て、うはは、と笑っている悪妻も、世の中には大勢いるでしょう…。

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2009年10月23日 | テーマ:薪ストーブ | コメントは受け付けていません。 |

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