30年以上前の野鳥ノートに知り合いの名

お客さんが30年以上前に書かれたうちの野鳥ノートを見ていて、同じ大学の同級生の名を見つけてびっくりしていました。そのころは第一次野鳥ブームとでもいうべき時で、いろんな大学に探鳥クラブができて、大勢の学生さんが野鳥を見にサロベツへ来ていたと宿主が言っていました。

宿主が宿を初めたばかりのころで、懐かしき平屋建ての初代建物、客室も3部屋しかなかった時代です。野鳥のことを全く知らなかった宿主も、いろんな人が野鳥を見に来て、その人たちに教えられるうちに、普通の人よりは少し詳しくなっていったのでした。

その後野鳥ブームは去って、カニ族だのミツバチ族だの訪れるようになって、野鳥を見に来る人もいましたが、そんなに目立たない存在でした。ところが今から6年ほど前、シマアオジの絶滅危機が雑誌に載ったとたん、うわ~っとサロベツに人が押し寄せ…、しかしそれも、シマアオジを見たい人は一通り見たのか、シマアオジ騒動も収まりつつあります。

第一次ブームを支えた人たちが定年を迎えて時間を使えるようになり、また鳥を見にやってきています。第2のブームが今だという話もあります。30年以上前に書かれたサロベツの野鳥ノートを見ながら、「昔はシマアオジはどこででも見られたのになあ」と感慨深げです。シマアオジはもうサロベツだけでしか見られなくなったと言いますが、シマアオジだけでなく他の鳥も、いつまでも見られればいいですがね。

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2011年7月13日 | テーマ:野鳥や動物 | コメントは受け付けていません。 |

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