心は20代に

真剣な顔をして「俺ね、癌なんですよ」と宿主が言うと、初めてのお客さんはびっくりして「余命は…」と声を落とすのですが、その横ですかさず「いやこの人は、この家の癌なんですよ」と言うお客さん。宿主が、「昔と違って冬は全くお客さんが来ないから、稼ぎがなくて、俺は冬はビール飲んでないんだあ」と言うと、「だから夏場に冬場の分も飲んでるんですね」と返します。

さすが、うそつき民宿と呼ばれ、「貧宿あしたの城」を名乗っていた時からの付き合いともなれば、8年ぶりに来たって、そんなにブランクがあいたとか思えません。もう白髪頭のいいトシをしたおじさん2人が、青春時代に戻って楽しそうにしていました。皆さんここに来ると、心は20代のころに戻るのでしょうかね。

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2011年8月21日 | テーマ:民宿での出来事 | コメント(4) |

コメント

コメント

  1. ヌ・ミキタカソ・ンシ より:

    「一番の癌」=「トップガン」ですね(笑)

  2. あしたの城 より:

    ん~~~~~~!!(笑)

  3. rebunanchan より:

    心が20代に戻れる宿って素敵ですね。 私もちょうど二十歳の時に、礼文島の民宿でヘルパーしてました。 いまもその民宿はあります。(名前は変わってますけど・・)
    いつか必ず、礼文とサロベツ行きます。サロベツでは「あしたの城」にお世話になります。当時泊まってないんですよね・・・

  4. あしたの城 より:

    学生時代の友達に会うのと一緒なのですかね~。
    最近かなりのブランクがあって、ひょっこりまたやってくる客さんも、増えてきましたよ。ぜひまた最北の地に、戻ってきてください♪




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