間一髪で助かる
朝の構想では、ベランダ横でとらえたテンの写真を載せてその話をブログに書くつもりでした。でも!今日は写真には全く関係ない雪道スリップで間一髪助かった方の話を書くことにします。
大荒れだった天気も落ち着き、正午に海岸の道路も通行止め解除になったので、稚内に買い物に出かけました。ちょうど昼過ぎの稚内便で来るお客さんがいて、どこかで拾って帰ってこようと思ったのでした。稚内便は雪雲で定刻通りに降りれず30分以上上空を旋回しましたが、無事に稚内空港に着陸。お客さんとお天気屋によって帰る途中の話です。
冬道は何があるか分からないから、必ずシートベルトをしてね、とお客さんに言って、いつもの通り南稚内から106号線に向かう途中でした。町の中でしたのでスピードは制限速度以下、みんなゆっくり車間距離をあけて走っていました。宿主も普通に走っていたのです。ブレーキをかけたわけでも急ハンドルを切ったわけでもありません。それが突然車が滑りだし、対向車線へ流れていきました。
宿主は車を戻そうと左ハンドルを切りますが、車はそのまま対向車線へ、そこへ対向車がやってきて、車はまっすぐ対向車へ向かっていきます。みんなウワ~ッと声をあげて、対向車の運転手もびっくりした顏が見えて、これはもう駄目だ、正面衝突だ、と思ったら、ぶつかる直前で車はハンドルを切った左方向へ突然向きを変え、そしてグル~ッと半回転して走行車線横の除雪で積み上げられた雪山の壁にド~ンと突っ込みました。
私は思わず頭をかばう体制をとりましたが、スピードは出てなかったので、衝撃は少ないものでした。自分たちが雪山にぶつかっただけで、対向車も、後続の車もぶつかることなく、心底ほっとしました。雪山の向こうには下校途中の子供たちがいて、びっくりしてこちらを見ていましたし、周りの車の人たちも呆然とした感じで通り過ぎていきました。車は全くの無傷でした。
冬道は何があるか分からないというのは、まさにこのことで、ほんのちょっとした路面の凹凸、雪の溝やでっぱりに滑ってしまったのでしょうけど、運が悪ければそのまま人をはねて怪我させたかもしれません。本当に今日は幸運としか言いようがありませんでした。
晩御飯を作っていた時、宿主がぽつんと「のんたちゃんが守ってくれたのかなあ」と言いました。私もそんな気がしてならないのです。これからも暖気が来たり寒気が来たり、路面状況も良くない日が続きますので、気をつけていきたいと思います。
キーワード
コメント
コメント
冬道、条件良ければ夏と変わらないくらいの速度で走れても、凍結状態や横風、カマボコ道路で思わぬ方向へ進んでしまうことありますね。
自分も士別の国道で対向車レーンに流されて、減速しても戻ることもできずに対向車直前で結局反対車線側の路側帯で何とか停止出来た怖い記憶があります。
思い出しただけでも怖くなります。
こちらが対向車線に飛び出すこともあるし、反対に対向車がこちらに突っ込んでくる場合もあるし、冬道の運転は本当に何があるか分からず怖いですよね。せめてスピードは出さず、何かあった時の衝撃を少なくしなければと思います。