今日で区切りに
今日は東日本大震災から5年、親族や友人を亡くした方、すべてが流されてしまった方、原発事故のために戻れない方、復興まだ半ばで、いろんな思いが交錯する日ですね。わが家でも今日はのんた君の49日です。ペットを飼ったことがない人には、たかが犬の、と思うでしょうけど、40キロ近くもあったのんた君は、やはりわが子のようなものでした。
大型犬の介助は大変だとお客さんから聞いていたので、大変だけど面倒をちゃんと見てあげるから長生きしなさいよと言い続けていたのに、実際は何もしてあげられないまま、のんた君はいってしまいました。なのでせめてと思って、祭壇をつくって花を飾り、毎日少しばかりのドッグフードと水をあげていました。でもそれも今日まで、自分の中で区切りをつけて、49日で終わりにしようと思います。
姿が見えないときは、風除室をそっと開けると陽だまりの中でのんきに寝ていて、いるいる、と思って安心したり、開けずの扉の向こう側で寝ていたり、今でもそうしているような気はするけど、やはりもうどこにもいないんだなあと言う現実を感じています。そしてもうご飯をあげたり散歩に行ったりしなくてもよくなって、掃除だってずいぶん楽になってしまったその日常に、だんだん慣れてきているのをまた淋しく感じたりもしています。
のんた君、拾い食いしたり、他の人から声をかけられるとすぐについて行っちゃったりして、ちゃんと迷わず極楽浄土に行けたかなあ、と息子は言っておりましたが、閻魔さまのさばきは間違いなく、極楽に行けただろうと思います。明日からは、少しずつ、そのままにしてあったのんた君のものを整理していこうと思います。
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2016年3月11日 | テーマ:黒ラブのんた君 | コメントは受け付けていません。 |