シマアオジとノビタキがキタキツネに襲われて
先日私が湿原センターに行ったときシマアオジを見たので、宿主に「まだシマアオジがいるんだね~」と話したら、宿主も見る気になって行ったけど、2時間待っても現れなかったんだとか。そこで今日、片付けが終わって芝刈りも済ませ、「今日こそは見るぞ~」と言って出かけていきました。そして…、帰ってきた宿主は興奮気味。「すごいドラマを見てしまった!」と言って私が聞いたところによると。
行ったらどこにシマアオジがいるか分からず、そばには野鳥観察をしていた一組の夫婦がいるだけ。それで尋ねてみると、あそこにいるよって教えてもらい、双眼鏡で姿や鳴き声を楽しんでいたんだとか。すると突然、野鳥の鳴き声が騒がしくなってシマアオジやノビタキが一斉に舞い上がりバタバタと飛び交いだしました。気が付くといつの間にかキタキツネがそばに忍び寄っていたのです。
シマアオジもノビタキもほかの鳥も、ヒナを守るために自分がおとりになってキタキツネをすとは違う方向へ誘導しようとするんだけど、キタキツネは巣の方へ。宿主もご夫婦も「ダメだダメだ、逃げろ逃げろ!」って思わず大声で叫んだらしいですが、キタキツネはヒナを捕まえてくわえて行ってしまいました。ご夫婦は、やられたのはノビタキのヒナじゃないかなあと言っていたそうです。
湿原に入ってキツネを追っ払うわけに行かなかったし、自然の摂理だし、どうしようもなかったなあと宿主は言っていました。キタキツネも、生きて行かないといけないですしね。そうは思っても、やはり希少な鳥が無事に巣立つことを思わずにはいられません。
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2017年7月20日 | テーマ:野鳥や動物 | コメントは受け付けていません。 |