虫の出現はお盆過ぎまで

サロベツにも短い真夏という時期がやってきて、7月下旬から8月中旬まで、虫がブンブン出てきます。車で来ると、虫たちは大喜びで大歓迎して車の周りを飛び交うけど、都会からやって来たお客さんは、青い顔をしております。もちろん、私たちだって嫌ですよ。

でもこんな湿原や湖沼群が近くにある大自然の中の一軒家です。いないほうが変だということを、まずは知ってほしいです。虫が多いといわれても、大量の殺虫剤をどうやってこの広大な土地にばらまけっていうのか。私たちにはどうすることもできないし、虫たちとうまく付き合っていくしかありません。

そんなことで、できるだけ虫に刺されないようにするためには、半そで半ズボンサンダル、そして肩丸出しの服などなど、「刺してください」と言わんばかりの服装はやめることです。虫はエンジンの熱にやってくるので、車の中にしばらくいても虫は遠ざかりません。車の中で荷物をまとめて、さっと出てさっと宿まで来ることです。車から出て、外で荷物をまとめて…、なんて車のそばで長く時間をおかないこと。

庭に出て遊べないのかというと、そうでもなく、エンジンによって来るほど虫は来ないですよ。こういう虫騒動もお盆過ぎまでで、サロベツの短い夏が終わってスッと気温が下がると、あっという間に虫はいなくなってしまいます。虫は嫌だって思うかもしれないけど、こういう虫を絶滅させようとしたら、宿の庭にいるホタルまでもいなくなってしまいます。どうか皆さん、ご理解をお願いしますね。

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2019年8月6日 | テーマ:サロベツの風景 | コメントは受け付けていません。 |



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