宿主、精神科医に相談する
自分の宿の屋号を書き間違って以来、アルツハイマーじゃないだろうか、何か心に問題があるのだろうか、と言いまくっていた宿主。なんと宿泊のお客さんの中にお医者さん、しかも精神科医のお医者さんがいるではありませんか。さっそくそのお客さんをつかまえて、切々と先日あった出来事を相談し始めました。
しかしなぜか周りにいたお客さんは大爆笑、お医者さんも大笑いして、それはアルツハイマーの症状ではないと言います。納得がいかない宿主、「それじゃあ何か、気持ちの問題、不安症とか、うつ病とかじゃないでしょうか」と尋ねると、「そんなビールを飲みながら元気な張りのある声でしゃべるうつ病患者もいない」といいます。
ここぞとばかり私が横で「こ~んないい加減で自分勝手で無責任なヤツがうつ病なんかなるもんか」と言うと、悔しがった宿主、「い~や、俺は日ごろ母さんにぼろくそに言われて、精神的な負担ができて、屋号を間違えたんだ、もっと母さんから暖かい愛情で包み込んで支えてもらわないと、この症状は良くならないですよね!」と無理やりお医者さんに同意を求めていました。
と言うことで、屋号を間違えずに書けるようになるには、家族の愛情と支えが必要と言うことに無理やり持って行った宿主ですが、もはや家族からは相手にされない宿主。いや、ただ一人、いやただ一匹宿主を無償の愛で支え続ける家族がいます。そうです、のんた君です。のんた君に任せるしかないですね。でも無償の愛と書きましたが、本当は見返りにジャーキーを求めているような気もするのです…。
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コメント
コメント
このブログを読んだわたしも大爆笑!!
おもしろすぎます!
梅雨真っ只中の関西で、唯一の清涼剤です、この話は。
まさかお医者さんがお客さんにいるとは、なんとタイムリーな!
でもお医者さんの診断に不満で、勝手に自分の診断を押し付けるとは、宿主は困った患者の見本ですね!