一回り成長して実り多き旅になりますように!

青年というより少年と言ったあどけない顔立ちのチャリダーさんが、到着するなり「一番近くのコンビニはどこですか?」とかなりせっぱづまった表情で聞いてきました。「一番近くて12キロ先だよ」というと、「どうしよう、お金をおろしてなくて所持金が4千円ちょっとしかないんです」と言います。

「コンビニと言ってもセイコーマートしかないから、豊富町のセイコーマートではお金をおろせないよ。それに他の郵便局とか銀行は、日曜日だから今日はATMも使えないよ」と言いましたら「どうしよう!!」とかなりパニック状態になっていました。

「そりゃあもうあんた、お金がないんなら体で払ってもらうしかないな!お盆の間中ただ働きだぞ!!飯は毎日某鍋の雑炊の残りだけだ!!!」とは、言いませんでした。やっぱりもう自分の子供たちよりも年下の子なんですよ、一人で予約して自転車で旅して、可愛いじゃないですか^^;

口座番号を教えて、今日進む方向の町のどこかで、宿代を振り込んでもらうことにしました。コンビニまで12キロも離れているようなところがこの世に存在するんだと、「とても勉強になりました」と言って、出発していきました。

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2015年8月10日 | テーマ:民宿での出来事 | コメント(5) |

コメント

コメント

  1. どらむすこ! より:

    昨日の宿で、そう言う話で盛り上がりました。
    昔は、北海道のどこの町でもある郵便局が最強でしたが、最近はコンビニで下ろせるので、便利になりました。

  2. 長尾章司 より:

    私も10年ほど前に泊まったときにはほとんど現金を持ちませんでした。(たくさん持っていると気が大きくなってたとえ旅先でも散在してしまいそうだからでした)コンビニ全盛の今ではどこでもお金が下ろせますが、郵便局はすばらしいですね。どんな田舎に行っても(失礼、豊富も田舎?)ありますからね。もちろん手数料は無料(ゆうちょの口座から下ろす場合)はうれしかったですね。いろいろな選択肢があるけど手数料で貯金の利息はあっという間になくなってしまう淋しい時代になってしまい20年近く過ぎたんですね。

  3. あしたの城 より:

    >どらむすこさん
    でも相変わらずここら辺はコンビニでお金をおろせないので、20年前と同じ生活です^^;

    >長尾さん
    コンビニでお金をおろせる、という感覚では全くないので、都会の常識は田舎の非常識ですね~。ここら辺はセイコーマートしかないので、ローソンもセブンイレブンもないですし~!

  4. エドモント より:

    宿を探してる最中にタイムリーな話題を見かけ、コメントさせていただきます。
    先日郵貯口座のカードを変更するときアンケートがあり、その中で「なぜ郵貯口座を開きましたか?」という設問がありまして
    アラフォーな自分ですが高校生でチャリダーデビューした頃「どんな田舎にいっても必ずある郵貯口座に現金は入れておけ」
    という先輩の言葉に従って口座作ったことを、すっかり忘れていたのに思い出しました。
    私が大学を卒業する頃くらいからコンビニATMが出来始め、今では当たり前となってしまったインフラがない時と知った時の若者の慌てぶりが目に浮かんでしまい(本人には申し訳ないですが)おもわず笑ってしまいました。

  5. あしたの城 より:

    >エドモンドさん
    都会ではコンビニATMが当たり前なんて、今回のことで初めて知りましたよ。なんといってもセブンイレブンだってここにも稚内にもないですから、セブン銀行なんて全く縁がないですしね。セブン銀行に口座を持っていると言っていたチャリダーさんも私も衝撃の事実(?!)でした。




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