読書三昧

 お正月に泊まりに来ていたお客さんが、新田次郎の山岳小説を読んでいるというのを聞いて、懐かしく思っていました。高校生のときに、かなり読んだからです。その頃は、まさか自分も北アルプスや南アルプスに足しげく通うことになるとは、思ってもいなかったのですが。

 で、先日図書館に行ったとき、新田次郎の本をまた読んでみたくなって、まだ読んでいなかった「武田信玄」を4巻借りてきました。最初の一巻はちんたら読んでおりましたが、2巻目の川中島あたりにくると、すっかりはまってしまい、この二日ばかりはお客さんがいないことをいいことに、本ばかり読んでおりました。これから最終巻を読みます。

 歴史的事実はとりあえず知っているし、信玄の上洛の夢ががかなえられないことも、勝頼の末路がどうなるかも知ってはいるのだけど、ただ教科書に書いてある事実とは別に、作家のイメージで血の通った人間として、戦国の時代を駆け巡った人物を、読みながら思い描くのは面白いです。

 ああそれにしても、戦国時代に生まれなくてよかったな~。農民に生まれても、高貴な家柄に生まれても、男に生まれても、女に生まれても、大変だ。だけど、今の時代も後年の人から見たら、どのように映るのでしょうね。

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2010年2月23日 | テーマ:暮らしの中で | コメントは受け付けていません。 |

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