カツアゲと地雷

 昨年里帰りしたときは、久し振りに一緒に帰った娘の買い物に付き合わされました。買い物に全く興味のない息子は、せっかく大阪に来ても、家でゲームばかりしておりましたので、今年は、積極的に息子を連れまわそうと決めました。

 昨日は「アバター」を見に行き、今日は奈良の興福寺と東大寺に出かけました。父が、リニューアルした興福寺の国宝館が非常に良かったというので、何十年ぶりかに阿修羅像、それよりも山田寺の仏頭を見に行きたいなあと思ったのでした。

 いやそれよりも、歴史の成績が悪い息子に、「本物」を見せることによって、ぐっちゃぐちゃになっている歴史の流れを、覚えてくれれば…との下心もありました。

 ああしかし、色々見てまわって何が一番印象的だったか聞くと、「カツアゲと地雷」だそうです。「なに?それ」と聞くと、鹿が観光客の手に持つおやつをもらおうと寄ってたかって群がってくるところが、まるで鹿が観光客をカツアゲしているように見えたらしく、あちこちに転がっている鹿の糞が、地雷をばらまいているように見えて、可笑しかったらしい。

 う~ん、歴史の勉強はどうなったのだ。親が期待した効果はまったくなさそうだ。まあ、そんなもんだろうなあ。。。

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2010年3月26日 | テーマ:暮らしの中で | コメント(2) |

コメント

コメント

  1. 赤壁周庵 より:

    ヤー大阪ですか。
    鹿のカツアゲに鹿の糞の地雷ですか。おもろい。ええセンスやと思いますわ(「あぁオレも学校に貢献したなあ」以来、ご子息はええセンスしてはるなあ、と勝手に思っています)。
    と、ひとしきり大笑いした後で一発、地雷の被害が(特に子供に対する被害が)冗談ごとではないことを語って聞かせれば、違った意味での歴史の勉強になるのでは・・・?

  2. あしたの城 より:

    このぬかるみは、単なるぬかるみか、それとも鹿の糞が溶け込んだぬかるみか、と、後半はお寺や五重塔を見ずに足元ばかりを見ていた息子ですから、せめて世界の地雷問題を語って聞かせないと、親は泣いちゃいますもんね~。




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