今でもどこからか、やってきそうな気はするのだが

1年ぶりに宅配便の配達担当に戻った人が荷物を持ってやってきました。「あれ…ワンちゃんは?」と聞かれたので、「この1月に死にました」と言うと、「人懐こい可愛い犬だったのにねえ」と残念がってくれました。風除室に、犬用のお椀も身づくろい用のセットもなかったので、あれ…?!と思ったそうです。

先日来たお客さんが、飼っていたラブラドールは、12歳と10か月まで生きたと言っていました。ちょうどのんた君より1年長生きしたということになります。最後は介護が必要になったんだとか。

のんた君がまだ生きていた今年の初め、だんだん年を取って反射神経も鈍くなってきているので、この夏は庭で放し飼いにするのはやめようと言っていました。駐車場に出迎えに行って誤ってお客さんなり宅配の人なり、車でのんた君を轢いてしまうかもしれないと思ったからです。

のんた君が生きていたら、今頃は介護が必要になってきていたんだろうか。それとも、秋の入れ替えで花壇をほじくり返している横に、いつものようにいてくれたんだろうか。具合が悪くなる直前まで普通に生活していたのんた君、全く我々の手を煩わせることはありませんでした。潔すぎるよなあと、今でもやっぱりのんた君のことを思い出すのでした。

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2016年10月11日 | テーマ:黒ラブのんた君 | コメント(4) |

コメント

コメント

  1. 亀吉 より:

    旅の最終日の夜、お庭で一人ビールを飲んでいた時、のん太君がふらっと寄って来て、何をするでもなくそばにいてくれたことを思い出しました。
    何を話していたのかは忘れてしまいましたが、一方的に何か喋りかけていたことを覚えています。
    最後に「また来るよ」と言ったとたん、立ち上がってどこかに行ってしまいました。その姿に呆気に取られるやら、人の話がわかるのかのん太君はと思うやらで、笑ってしまってことを思い出しました。
    賢かったですね、のん太君は。

  2. あしたの城 より:

    芸はお座りと待てぐらいしか教えなかったのですが、人の言うことは何となくわかっている感じでしたね。何よりも人のそばにいるのが好きでしたし、お客さんが大好きでした。
    もうこの夏は、放し飼いにはしないでおこうと言っていたけど、お客さんのそばに行きたがったでしょうねえ。どこかに繋いでいたとしても、きっとお客さんの方が来てくれて、構ってくれたとは思うんだけど。

  3. キサブロー より:

    やはり犬は頭が良くて、飼い主家族の心を読んでいるような気がします。
    ウチのチビも夫婦喧嘩?の仲裁にも入りますし、人間の会話のほとんどを聞き分けています。
    話はできないけど、仕方ないので吠えたりおねだりしたり相当な高等な生き物であることは確かで、介助犬や警察犬、災害救助犬として役立っているのも頷けます。(その分、ストレスで寿命は短いですが…)
    ウチのチビもあと10日程で14歳になります。散歩も若い頃の1割くらいで留守番も嫌がらずになって、自分の時間とばかりにぐっすり寝ているようです。
    あと何年生きてくれるかわかりませんが、頑張って欲しいものです。

  4. あしたの城 より:

    小型犬は平均寿命が長いので、きっとまだまだ大丈夫ですよ。トシをとると、寝ていることが多くなりますよね。日向の中で寝ているのを見ると、本当に気持ちよさそうでした。大事にしてあげてくださいね。




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