10月
19
再生中の湿原を見てきました
今のサロベツ湿原センターがある場所は、以前は泥炭採掘工場でした。空から見ると、今でも採掘跡に水がたまってはっきりと跡が残っています。開発や採掘で湿地が失われたところを再生する取り組みが行われていて、今日はそこの見学ツアーに行ってきました。
幅がわずか30センチの調査用木道を1キロばかり歩き、植物がちゃんと生えてきたところ、植物が生えずに地面がむき出しになっているところなど見ました。試行錯誤して再生中のところは、木道から降りて直接歩いたんですけど、地面がフワフワしていて、ぴょんぴょんすると、地面がフワンフワンと揺れます。木道から降りて湿地を歩くことはないので、貴重な体験でした。この様子は、また明日にでもゆっくり「景色」にUPしようと思います。
今でも稼働している西豊富の泥炭採掘工場の見学も行きました。湿原の保護と、利用の両立って難しいと思います。観光に携わっているので、湿原を保護してくれるのが一番いいのですけど、湿原を乾燥させることによって受ける恩恵で生活している人もいるのですから。それでもこれから農業情勢がどうなっていくか分かりませんし、それによっていろいろ変わっていくんだろうなあと思います。
宿主と二人だけで仕事をしているので、土日とかにこういう催しがあってもなかなか行けないのですけど、機会があれば、また行ってみたいと思います。
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コメント
コメント
狭い道。みんな下を向いて歩いてる。
地面がフワフワで、大阪府高槻市の『ポンポン山』を思い出しました。
しかし海側の道道を走っていても、ひっきりなしにすれ違う泥炭積載ダンプ。たしかに自然保護と経済行為とは相反する難しい問題ですね。
関係無いですが、その昔泥炭積載ダンプの風圧で三脚が倒れてカメラが壊れて、以後フィルム付きカメラで旅記録したことがあります。
>なまらさん
滑って転がり落ちそうで、少し緊張して歩きました。
>キサブローさん
下はつながっている大地に地図上で線を引いて、こっちは保護、そっちは開発と言っても、うまくいくはずがないですからね。緩衝地帯とか設けて、いろいろ試行錯誤しているみたいです。