クマゲラを見た!
あれほど自信満々に「不具合の箇所はここだ!」と言っていた宿主、そこの部品を換えてもエンジンがかからず、今朝は奈落の底に落ち込んでいました。そんな宿主を尻目に、私はのんた君と原始砂丘林へ遊びに行きました。なんとなく今日は、サロベツ原野の方ではなく、原始砂丘林気分でした。
こうして何気に出かけた砂丘林で、思いがけずクマゲラを見ました。前々から見たいとは思っていたものの、今日はクマゲラのことなんてまったく頭になかったので、無欲の勝利と言うヤツですね。コーンコーンとハンマーで叩いたような、よく通る音が響いたとき、これはひょっとして?!と思いました。
ちょうど細長い湿地の左側を歩いていて、見渡すと、右側の林の中にひときわ目立つ、皮がはがれた木を見つけました。そこから、コーンコーンと音が響いてきています。双眼鏡は持っていなかったので、持っていた望遠レンズに付け替えてカメラをのぞくと、黒っぽい鳥がいます。「やっぱり、やっぱり、クマゲラだ!」とちょっと興奮しました。
じりじりと近づいて、写真もいっぱい撮りました。クマゲラは、キョーンと鳴いて、いったん飛んで「キョロロロロ」ときれいな声で鳴いて、そばの木に移りましたが、また戻ってきて、熱心に木をつついていました。
のんた君は、突然私が立ち止まって、カメラを構えだしたので、そばでじっとしてくれていました。写真を撮りだすと、のんた君はうろうろせずに、そばで待っていてくれるので、本当に助かります。
家に帰って写真を見ると、使えそうなのは、この1枚きりです。やっぱりそばに寄れないし、クマゲラにピントを合わせているつもりでも、手前の木にあっていたり、枝が邪魔したり、クマゲラがカンカン木をつつくので、ぶれていたり…。野鳥の写真を撮る人が、すごい望遠レンズを持っていたりするのも、分かる気がするなあ。
図鑑を見ると、メスなんだろうと思う。もっと赤い範囲が広いと言う、オスも見てみたいな。鳴き声も覚えたし、きっとこれで、砂丘林の中で声を聞いても分かるな。
キーワード
クマゲラ、原始砂丘林クマゲラの食痕
なんだか最近当日予約がまったく入らないし、お客さんも少ないな~、なんてため息モードになりつつありますが、お客さんが少なくて9時までに片づけが終わってしまう今こそ(!!)原始砂丘林へ行こうと、おにぎりを持って出かけました。
先日お客さんと原始砂丘林へ行ったときは、時間の制約があったけど、今日は昼過ぎに帰ってきてもいいので、気が楽でした。防虫スプレーも持って、虫に対しては厳戒体勢で臨みましたが、意外と前回より少なく、今の時期でもけっこう原始砂丘林に入れるのだなあと思いました。
今日は私が一番好きな周回コースを行きました。前回お客さんに見せてあげたいと思ったクマゲラの食痕も、無事見つけました。前回あと10分ばかり歩けば、見られたのですけどね~。
そのクマゲラの食痕、同じ木の下の部分に、また開けられた痕が増えていました。新しいので、おそらく今年の春に開けられたものじゃないかなあ。木の根元には、木屑がいっぱい落ちていました。同じ木を、つつきに来るんですね。
歩いていると、ドラミングの音が聞こえてきました。低音で、いつも庭で聞くドラミングの音より、かなり大きな音です。いつもは気にしないのんた君でさえ、立ち止まってドラミングが聞こえてくる方向を見ていました。
もしかしてクマゲラのドラミングだったのかな??林の中を一生懸命見てみましたが、どこにいるのだか、さっぱり分かりませんでした。