タンチョウと利尻の写真が撮れました
大変な被害をもたらした台風が近づいてきているというのに、朝起きたらサロベツは天気が良くて、利尻がきれいに見えていました。のんびりしていたら8時過ぎに遠い近所の牧場主から電話が来て「牛舎の目の前の牧草地にタンチョウが来ているよ!」との情報が!すべてのことは後回しにして、急いで牧場にかけつけました。
利尻がきれいに見えている方角に、タンチョウが4羽もいるのです。家の前に車を止めて、牧草地へ続く私道の砂利道をそろそろと歩いて行きました。私道は西へ続き、途中で南に折れます。南にしばらく行ったところからだと、タンチョウの背景にばっちりと利尻が入ります。私道のヘリに高く伸びた草の陰に入って、屈みながら南へ折れていきました。
ああ、ここがちょうどいい、そう思って草陰から写真をまずは一枚撮りました。もっともっと撮りたかったのに、タンチョウはさっそく気が付いてこちらを警戒しています。画角を変えたり、構図を変えたりしたかったのに、タンチョウは飛び立って逃げようとします。あら、あら、あらと、何も考えずシャッターだけを切りました。釧路湿原のタンチョウと違って、こちらは人馴れしていないんですよね…。シマアオジの方が撮りやすいかも。
あれだけ天気が良かったのに、昼前から雨が降ってきました。今までは前線の雨で、これからが台風の雨です。ニュースを見ていると、JRがとまっているようです。こんな日に、利尻が入ってサロベツのタンチョウらしい写真が撮れたのは、奇跡みたいなものだったなあと思いました。連絡をくれた牧場主さん、どうもありがとうございました。タンチョウと利尻の写真は「サロベツの景色」にもうちょっとUPしています。