朝焼け

朝焼け雨戸のある家で生まれ育った私は、サロベツに来て何が困ったかって、だんだん早くなる日の出につれて、5時とか4時とかに目が覚めてしまうことです。北海道の家は、雪の関係で雨戸がありません。遮光カーテンをしていても外が明るくなってくると、やはりその時間に目が覚めて、それからうつらうつら状態になってしまいます。いまだにそうです。

今日も4時ごろに目が覚めました。ふと壁を見ると、東の小さな窓から朝日がさしていて、白い壁がローズ色になっています。いったん目をつぶったんですが、見事なローズ色が気になって、起きだして窓の外を見ました。窓の真正面からちょうど朝日が昇っていました。

1月ごろだと、7時を過ぎて、朝ご飯を食べながら原野に昇ってくる太陽を見るのですが、今は太陽の位置がずいぶん左になって、林の間から昇ってきています。木立の隙間から見える原野には霧が出ているようで、その霧もローズ色に染まっているようです。もうしばらくすると葉っぱが茂ってくるので、こんな風景も見られなくなるのでしょう。

写真を撮って布団にもぐりこみ、うつらうつらしながら起床の6時半となりました。壁にさす日差しはもうローズ色ではありませんでした。そして今日は3時半を過ぎて、雨になりました。

キーワード

2011年5月16日 | テーマ:サロベツの風景 | コメント(6) |



このページの先頭へ