11月
25
シマリスと「ぼうさんがへをこいた」
昼過ぎに、花壇に置かれた堆肥がパンジーをつぶしていないか見に行きました。片手にスコップを持って覗き込んでいて、何やらふと、顔を左に向けました。すると!4メートルも離れていないところに、シマリスが木の実をもって座っていました。
シマリスは、背筋をぴんと伸ばしたまま、微動だにしません。まるで置物のようです。私が動けばシマリスが逃げてしまうと思い、顔だけ花壇のほうに戻しました。でも気になって、再び顔だけ左に向けると、シマリスは顔をわずかに動かしたようですが、やはりそのまま、置物のようにじっとしています。
私はまた花壇の堆肥を見ましたが、やはりシマリスが気になります。また顔だけ左に向けると、シマリスも顔は違う方向を向いていましたが、体はやはり置物のように、手に木の実を持ったままじっとしています。お互いに、「ぼうさんがへをこいた」遊びをしているようです。知らない人が見たら、いったいあの人は何をしているのだろうか、と思われたに違いありません。
しばらくすると、シマリスは木の実をほっぺたに入れて、ぷっくりと膨らませ、そろそろと動いて崖の下に消えていきました。こうしてようやく私も、顔だけの動きから解放されて、家の中へ戻りました。
キーワード
シマリスコメント
コメント
>「ぼうさんがへをこいた」遊びをしているようです。
「だるまさんがころんだ」のことと同じですよね。
>>「ぼうさんがへをこいた」遊びをしているようです。
>「だるまさんがころんだ」のことと同じですよね。
同じものです。が、関西では「ぼうさんがへをこいた」の方が多いかと。
いずれにせよ、この遊びをしている子供は今いるのかな。
関西でも、わたしのところでは、お坊さんのことは「ぼんさん」といっていましたので、「ぼんさんがへをこいた」でした。微妙にちがっていますね。
>なまらサン
「だるまさんがころんだ」のほうが上品ですね♪ でも「ぼうさんがへをこいた」と言って遊んでいた私にとっては、そうでないと、らしくないような気が…。
>亀田サン
今は町から1時間もかけて自転車こいでやってきて、部屋の中でゲームをしているんですからねえ。広い場所があっても、都会も田舎も関係ないみたいです…。
>サイタマンさん
いち、にぃ、さん、と数えるより早く振り向ける数え方が、地方地方によって、いろいろ言い方があるんでしょうね。