2回着陸をやり直して…

40年前に見た一面に咲くエゾカンゾウの風景が忘れられず、今年で4回目、サロベツにお越しになったお客さん。実は40年前のエゾカンゾウは野火でサロベツ原野が広範囲に焼け、その影響でその後5年ばかり特別に咲いた状態だったらしいです。

今年で3回連続のお越しになりましたが、確かにその時の様子を思い出させるように咲いていると言っていました。残念ながら一面にすべてと言うわけにはいきませんが、旧原生花園のあたりがすごい密度で咲いていますもんね。お客さん、とても喜んでいました。

そのお客さん、今日のお昼に稚内につく飛行機でお越しになったのですが、2回着陸をやり直したそうです。タッチアンドゴーのように、車輪を接触させるとまでは行かなかったようですが、かなり降下した後、急上昇をすること2回、そしてしばらく天気待ちで上空を旋回した後、3回目にようやく着陸したのだとか。機内では拍手が沸き起こったらしいですよ。基本的に飛行機がダメな私なら、もういいから、旭川でも札幌でも、大阪にでも引き返して!と泣いていたかもしれませんね。

明日の天気予報はどうやら曇り空のようです。せっかく飛行機が引き返さずに降りれたので、このいっぱい咲いているエゾカンゾウ、明日はめいっぱい楽しんでもらいたいです。

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2011年7月4日 | テーマ:民宿での出来事 | コメント(3) |

コメント

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  1. みわひめこ より:

    何回やり直しても、目的空港に着陸してくれた方が、良いかも…旭川からバスで稚内!と言われて、宿の入口まで回り道してくれれば良いけど、せいぜい、40号線を走ってくれるかどうか…ですからね!
    旭川空港に代替着陸した時に稚内に行くバス乗車を止めて、羽田に戻るのを選択したのが私一人で、羽田までかわいいCAさんとの楽しい時間を味わった事が忘れられません。
    う~ん、余所の空港着陸も悪くない…(^^ゞ

  2. そら より:

    プライベート、仕事も含めて大小様々な飛行機に随分乗りましたが、一度もこのような経験がありません。
    ただ、一度だけ四国の高松に週末に出張に行ったとき、乗るはずの飛行機が着陸できず、翌日は予定があるのに羽田まで戻れないかと思ったことがありました。
    明らかに天気が悪かったので、ANAに電話して、「羽田は離陸しましたか?」と確認してから空港まで向かいました。
    時間も時間で、私は陸路で帰ることも微妙な時間で、大阪からの担当者は電車で帰っていきました。
    「離陸した以上はがんばって着陸するだろう」と勝負に出たのでした。
    その機体は高松上空で何度か旋回し、少し遅れて着陸しました。
    その間、待っていた登場予定のお客さんたちは諦めて帰った人たちもいました。私は降りれれば離陸できると核心があったので、じっと待ちましたが、
    着陸のアナウンスに待っていた人たちからは拍手がおきました。
    結局、無事に羽田まで帰ってこれたのですが、そのあとの方がしんどかったです。

  3. あしたの城 より:

    >みわひめこサン
    もしも代替えバスにかわいらしいCAならぬバスガイドさんが乗ってきて「本日は目的地に着陸できず申し訳ありませんでした。長いバスの乗車中、私が皆様のお世話をいたします」とか言ってにっこり笑い、「お飲み物はどうですか?」なんて言ったら、函館に飛行機が降りてもきっと文句は言わないでしょうな~。

    >そらサン
    私どもが結婚したとき、式の後、大阪の両親が稚内空港から帰ろうとしたんですが、やはり飛行機がなかなか着陸できなくて、このまま引き返してしまうのではないかとかなり心配しました。
    何とか着陸できて、今度離陸しようとした時、やはりめまぐるしく変わる風で、滑走路を走っては離陸を取りやめ、向きを変えて走っては取りやめ…、何度か離陸を試みて最終的にようやく飛び立ったときは、本当にホッとしました。
    小さな田舎の飛行場は、着陸できなければ、次の飛行機は翌日になってしまいますからね…!




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