水道管が傷んで地下室が水浸しに
幅の広い白ぶちのメガネがとても似合っていたお客さんを見て、宿主も白や赤、青などのメガネを買って、おしゃれをするんだととても盛り上がっていた昨夜は、とても平和でした。朝起きるととんでもない事態になっていようとは…!
朝食の準備中、卵を取りに地下室へ降りた娘が「大変!」と叫んでいます。見ると地下室にまわしてある水道管から水が漏れて、水浸しになっているんです。お湯が流れる配管が漏れているので、お湯を止めましたが、お湯が使えないと今日のお風呂が沸かせません。日曜日だったので、配管修理を頼みに宿主は出かけていきました。
修理してくれる人も、水道管の部品を扱うところも、直接自宅に行って頼めるところが田舎のいいところです。お客さんが出発した後、水を全部止めてダメになった部分を取り換えました。そしてそのあと、修理してくれた人と宿主は将棋をやりだして…、修理にかかった時間よりも、将棋をしていた時間の方が長かったかもしれません!
それにしても昨日の夕方私が地下室に降りたときは、何の異常もなかったのに、家も建って20年近くたつと、いろんなところが傷んでくるのかな…、と言うと、昨夜宿主が地下室に降りたとき、水道管に思いっきり頭をぶつけたのだとか。それが引き金になって、水が漏り出したのではないかな~ということでした。
頭をぶつけて水が漏りだすとは、大変な頭のぶつけ方をしたんですね。頭の方が壊れなくて良かった、と書くと、「もうすでに壊れてますよ」と突っ込む人が、一人や二人ではないでしょうね…!
一日中大雨だったのに、なぜか見れた昨日の夕日もふくめ、サロベツの夕日をUPしています。
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2011年9月4日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
サロベツは昼から晴れたのですけど
朝ご飯を食べているときは晴れていて、天気予報では降水確率60%だというのに、本当に雨が降るのかしらん??と思っておりました。でもだんだん黒い雲に覆われてきて、雷が鳴ってきたので、ああやっぱりシーツは外に干せないなあ、と思いました。そうこうしているうちに雨が…。でもサロベツの雨は1時間もたたないうちにやんで、昼過ぎには晴れてきました。
しかし、お客さんから電話がかかってきて、確か朝の出発は富良野だったと思うのですが、途中、滝のような大雨で立ち往生してしまって、サロベツにつけるかどうかわからないのでキャンセルということになりました。車ならまだしもバイクでしたから、雨だと大変ですものね。テレビを見ていると、大雨警報が出ていたので、地域によっては大変な雨なのだろうなあと思いました。
父たちご一行は、今日は礼文から利尻に渡っているはずです。ついに雨に降られちゃったな、と思ったのですけど、昼から利尻島も見えていましたし、そんなにひどい雨にならなかったのではないかな、と思います。きっと雨なら雨で、どこかで昼間からビールを飲んで楽しそうにやっているのではないかな~。
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2011年8月26日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
父とお友達の方が遊びに来て
さてこの二日間、ブログをお休みしたので、母ちゃんは二日間も飲みすぎて更新をサボっているのかしらん!とお思いになっている方もいたかもしれませんが、さにあらず。大阪の父がお友だち7人(平均年齢70歳プラスα)と一緒に遊びに来たので、空港まで迎えに行ったり、最北端やサロベツの観光にお連れしたりして、ちょっと夜は疲れてお休みしたのでした。今日は利尻礼文の観光に出かけたので、ちょっと中休みです。
父は「きょうのわんこスペシャル」に出ることを大宣伝していたので、お越しになった方は全員番組を見ていて、のんた君に会うのをとても楽しみにしていました。のんた君ももちろん、皆さんを歓迎しておもてなししておりました。
夕日ツアーも一緒に行きました。のんた君がいつもボッコをくわえているので、お土産に持って帰ってやろうと何人かの人がめいめいに、のんた君が気に入りそうなボッコを浜辺で拾いました。そして誰のボッコを一番喜ぶか!なんて楽しそうに言い合っていたのです。
帰ってきたらみんな一斉にボッコを出して、誰のをとるか、わ~わ~、騒いでおりました。もうとってもかわいらしい、おじ様たちでした。皆さん、入社したころからの、50年以上の付き合いらしいです。結局のんた君は、一番でかいボッコを選んで尻尾を振っていたそうですよ。
今日は礼文、明日は利尻に泊まるそうです。全道的に雨なのに、宗谷北部だけ晴れて、毎日利尻も見えて、皆さんの日ごろの行いがとてもいいんだろうな~と思いました!
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きっといつまでも変わらないね
相変わらずの酒豪家ヘルパーOGも帰っていきました。みんな、数年ぶりだとか全然思えなくて、昨日まで一緒にいてその続きであるような、そんな感じです。きっとこの先、また数年ぶりに現れても、「よっ」てな感じで、ちっとも変っていないんだろうなあ。
今日は久々湿原センターによりました。時間がなかったので写真は撮らなかったのですが、サワギキョウがすごくいい感じで咲いている個所がありました。やっぱり新しいサロベツ原生花園の木道の方が、花はいろいろ面白いなあ。観光ガーデンを思い浮かべてくる人は、がっかりするだろうけど、湿原の野生の花としては、今のところの方がいいな。
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心は20代に
真剣な顔をして「俺ね、癌なんですよ」と宿主が言うと、初めてのお客さんはびっくりして「余命は…」と声を落とすのですが、その横ですかさず「いやこの人は、この家の癌なんですよ」と言うお客さん。宿主が、「昔と違って冬は全くお客さんが来ないから、稼ぎがなくて、俺は冬はビール飲んでないんだあ」と言うと、「だから夏場に冬場の分も飲んでるんですね」と返します。
さすが、うそつき民宿と呼ばれ、「貧宿あしたの城」を名乗っていた時からの付き合いともなれば、8年ぶりに来たって、そんなにブランクがあいたとか思えません。もう白髪頭のいいトシをしたおじさん2人が、青春時代に戻って楽しそうにしていました。皆さんここに来ると、心は20代のころに戻るのでしょうかね。
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迎えに行ってビックリ
宿主が駅までお客さんを迎えに行ってビックリ。改札口から出てきた人は、30年以上前、宿の創生期のころにずいぶんお世話になったお客さんだったのです。確かにそのお客さんは本名で予約していましたが、よくある名前ですし(!)なんにも言わずに普通に予約してきたので、受けた私は気が付きませんでした。お客さんは、してやったりと言った表情です。
前回来てから8年たったとか。昔はよく来ていても、結婚して家庭を持って、仕事もそれなりの地位になってくると、なかなか来れませんものね。今回、家族がそれぞれ出かけて、自分も3日間休みができたので、久しぶりに来ようと、決心したのだとか。宿主は昔の話を懐かしそうにしていました。
ヘルパーOGもやはり何年振りかで遊びに来てくれました。娘が話をしています。娘も大きくなって、女性同士の会話ができるようになったんだなあと思いました。今日は懐かしい顔ぶれがいろいろです。
二日前の夕日になりますが、大勢のライダーさんたちと見に行った夕日ツアーの様子を「サロベツの夕日」にUPしました。久々焼けて、いい夕日でした。
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その歌声は聞こえているよ
広々とした風景に、一軒も家が見えない、そんな道を一人で歩いていると、ついつい精神を解放させていしまいたくなるのか、毎年必ず大声を出しながら宿の下の道路、道々444号線を歩いて行く人がいます。そう、本人は周りに家がない、人がいないと思って大声を出して歌いながら歩いているのでしょうけど、実は片側の丘の上に一軒の民宿が建っていて、その歌声はまる聞こえなんでございますよ!
何年か前は、「リンダリンダ~」とブルーハーツの曲をがなりながら歩いている人がいて、その日一日、「リンダリンダ~」が耳に残って仕方なかったのだけど、今日は一体何の歌だったのか、しまいには、「やっほ~」とまで言っていました。思わずベランダから「やっほ~」と返してやろうかと思ったぐらい。ああきっと、その人は今、最高に気持ちがいいんだろうな~。そう思いながら遠ざかっていく歌声をひそかに聞いていたのでした…。
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結局サロベツも雨でした
朝の天気予報を見ていると、全道的に雨なのに、宗谷だけ曇りマークです。ここら辺を回る人は喜んで、南下する人はため息をついて、相変わらずお天気情報に一喜一憂しています。
降水確率は0~10%だったので、シーツを外に干しました。でも!ほとんど干し終わったときに、雨がぽつぽつ降ってきました。悩んだ末に、家の中に取り込みました。それから雨はどんどん強くなって、結局一日中降っていました。
宗谷地方が曇りと言う天気予報を見て北を目指したのに…と言うライダーさんも、数名いました。雨具を脱いだり濡れた荷物を拭いたり、雨が降っていればライダーさんは到着後が大変ですからね。明日は宗谷地方にはお日様マークがついています。明日こそ、天気予報が当たればいいね。
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2011年8月16日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
最近リターン族が来られます♪
今日も27年前、17歳の時に泊まりに来たというお客さんが来ました。最近リターン族が多いのです。その時に、一緒に泊まり合わせた人から写真を送ってもらったのだけど、そこに写っている、ずっと宿主だと思っていた人と、今の宿主ではかなり違うとかいうのです。
その写真、持ってきているというので見せてもらったら、真ん中に如何にも宿主ふうに写っているのは当時ヘルパーだったK太郎で、宿主は写っていませんでした。あ~、しかしK太郎が宿主と言っていた方が、よっぽど風格があって、宿主らしかったかもしれません。
道々106号線の写真も持ってきていて、見せてもらうと舗装前でした。その時は909号線と言っていました。オフロードライダーが喜んでかっとんでいた道でした。懐かしいな~。
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子供は成長して独立していくのだ
学生時代から来ていて、結婚してしばらくは来れなかったけど、子供が小学校に入って旅行に連れてこられるようになると、また毎年のように父子でやってくるお客さんがいます。ゲームが好きなので、その子が来ると、うちの息子も出ていって、一緒にゲームの対戦をするのでした。
ところが今年、その子が中学生になって、なんだかオトナになってしまい、宿に到着すれば、すぐにうちの息子とゲームしたいゲームしたいと騒いでいたのが、ちっともゲームをしたいと言いません。うちの息子も、テツが来た、と聞いて顔を見せに行ったのに、ちっとも構ってくれなくて、あれまあ、なんて言っていました。
お父さんにくっついてサロベツに来るのも、今年で最後にするんだそうです。あ~、そうやって子供は成長して独立していくんだなあ。しかし、2年前にサロベツデビューした、年の離れた弟が、兄貴に代わってお父さんとサロベツにまだ来てくれるんだそうです。
最近は17年ぶりとか28年ぶりとかのリターンライダーが多いです。テツもお父さんとのサロベツ旅行は卒業しても、一人でバイクに乗って、また遊びに来いよ~♪(と言いながら、来年もお父さんと来たりしてね)
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いろんな親子
予約の時に家族と言うので、小学生ぐらいのお子さんを連れたご家族かなあ、と思ったら、反対に年配の両親を連れた家族だったり、壮年と年配の父子かなあ、と思っていたら、小学生のお子さんを連れた父子だったり、いろんな親子、家族が来られます。
父、息子のチャリダー、母、息子のチャリダー、父、娘のチャリダー、チャリダーの親子と言っても組み合わせはいろいろ!なんだかんだ言って、夏休みですねえ。うちの子たちの夏休みはあと10日しかないのですが、内地の方では8月いっぱいまでありますから、お盆を過ぎても親子、家族がやってきます。皆さん、北海道で過ごす夏休み、楽しんでくださいね♪
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2011年8月8日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
ごめんなさいね
3日のブログでは、お客さんがすごく少ないことの表現が、不適切でした。まったく悪意も何もなかったのですが、そのような表現で、傷つく方がいるかもと言う思いが欠けていました。まだまだ未熟な人間で、申し訳ないです。些細なことですが、とご指摘くださった方、ありがとうございます。
と言うことで、不快な思いをさせてしまった方にはごめんなさい!これからは気を付けますね。
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2011年8月4日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
27年前に牛乳鍋を食べたお父さんの紹介
夏休みに入ると年配のお客さんがどんと減り、それに伴って、宿泊者数もどんと減るあしたの城です。夏休みになるとお客さんが増えてきたのは遠い昔の話、最近いかに団塊の世代がうちの宿泊人数を引っ張っているのか、思い知らされる毎日です。
今日はお父さんの紹介で泊まりに来た人がいました。27年前に牛乳鍋を食べたんだそうで、ぜひ牛乳鍋を食べておいで、と言われたのだそうです。もう34年も宿をやっているので、初期のころ泊まりに来た人の子供たち世代が、親の紹介で泊まりに来るんですよね。
宿主が「27年前の牛乳鍋って、どんな味だったんだろうなあ」とぼそりと言っていました。発展途上の時代で、今の完成された牛乳鍋の味ではなかったと思います。「失敗だあ」なんて言いながら試行錯誤して毎日お客さんに食べさせていたと言いますから、ひどいですよね。本当の口コミだけでやっていた古き良き時代だなあ。お客さんのお父さん、良かったら今の完成された牛乳鍋、ぜひ食べに来てください(^^)/
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牛乳鍋不運な二人
夕日ツアーに参加するしないは、お客さんの自由です。夕日をとても楽しみに来られる方から、疲れているので宿でゆっくりしたい方、お風呂に先に入り方、いろいろおられるので、宿としては、強制参加を求めないのであります。
さて、25日は宿泊者のうち連泊者は3人、3人とも前日の夕日ツアーに参加した人でした。3人のうち一人は25日の夕日ツアーにも参加し、あとの二人は宿でゆっくりしていると言ったので、はいはいいいですよ、と言う感じで、他の初日組の人たちと夕日ツアーに出かけました。
そして…、題名から推察できる通り、25日は今シーズン最高、真っ赤になった夕焼けとなりました。利尻方面だけでなく、360度空の雲がきれいな赤い色に染まり、私は西を向いたり北を向いたり東を向いたり、くるくる回りながら空を撮っていました。
「もうなんで来なかったの、バカだねえ!」と私に言われ、宿主からは「君たちの人生は、そういう人生なんだよ」と言われ、連泊して見たお客さんからは「昨日とは比べ物にならないぐらいきれいでした」と言われ(これは半分宿主に言わされていた)悔しがる不運な二人。(ええ、もちろんお客さんの性格を見たうえで宿主はいちびっているので、誰にでもそう言うわけではありません)
そんなことで、夕日は天気次第、運次第、赤くならないこともありますし、宿から無理に誘うことはしませんが、できるなら参加した方が、良いと思います。その時の夕日は、「7月その2」にUPしました。
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真っ赤になった夕焼け60歳でバイクの免許をとったご婦人♪
なでしこジャパンがワールドチャンピオンになって日本中が沸いた今朝、あしたの城でも半月ぶりに利尻がくっきり見える良い天気になって、沸いておりました。とにかくずっと天気が悪かったですからね。でも残念なことにエゾカンゾウはもう残骸があるのみなのです。
連泊してバイクで宗谷をぐるっと回ってきたご夫婦が、夕方、居間でビールを飲んでいて、世間話をしていると、なんと、奥さんは60歳になって初めてバイクの免許を取ったのだという話を聞きました。最初小型免許を取って、61歳になって中型をとったそうです。そして、バイクの免許を取ったからには北海道ツーリングだ!と言って、免許を取って3年目の今年、ご夫婦で初めての北海道ツーリングに来たと言っていました。
免許を取ろうというきっかけは、奥さんが病気をしたことなんだそうです。しかしその話を聞こうとした時、他のお客さんの対応をして、私は聞きそびれてしまいました。用事を済ませて戻ってくると、宿主が「今の話は、絶対に母ちゃんに内緒だ!」と言っています。何ナニなに?と聞くと、どうやらご主人が奥さんを看病して支えたようで、ご主人の献身ぶりを私に聞かせると、宿主、自分の立場が不利になると恐れたようです!
これが最初で最後の北海道かもしれない、なんて奥さんはおっしゃいますが、いえいえ、これでどっぷりはまって毎年北海道ツーリングに来るかもしれませんね。そして宿主に、献身的なご主人の話をしてやってください♪
昨日見た夕日は「サロベツの夕日」にUPしました。今日の昼間はきれいに利尻が見えていたのに、夕方からまさかの濃霧で、夕日ツアーは行けませんでした。
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バイクで回る北海道2011年7月18日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
こんな自転車での家族ツーリングもあるんだね!
「小さな子供を連れて自転車で行きます」と言う予約をもらったときは、自転車でどうやって子供を連れてくるのだろうか??ママチャリにくっつけるような子供用シートに乗せて来るんだろうか?それとも自動車がサポートでついて、車に乗せてくるのかな?と想像しておりましたが、お越しになると、あっとびっくり、改造した(?)乳母車を自転車で引っ張る形でお越しになりました。
改造したのか特注したのか売っているのか、そこのところは聞きそびれたんでありますが、とってもユニークなので、写真を撮ってブログに載せてもいいですか?と聞くと快諾していただきまして、朝の出発時、他のお客さんも交えての記念撮影大会となりました。
出発の時は3歳のお子さんを乗せて、しっかりとシートベルトで固定です。よくおとなしく乗っていますね!と感心すると、1歳の時から乗っているので、慣れて平気なんだそうです。そうかあ、慣れなんだ! これから北上して、島へも渡るそうです。天気がいまいちなのが残念で大変そうですが、元気に楽しい親子ツーリングになればいいなあと思います。
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自転車で回る北海道天気予報を見てどよめく
昨日の夕方、天気予報を見にお客さんがテレビの前に集まって来ていました。明日の宗谷地方は「曇り」と出ると、「お~♪」と、どよめきが上がりました。もう道内あっちこっちでひどい雨が降っているもんで、晴れでなくても、曇りでもうれしいなあ!なんて感じなんです。
今朝は7時前の天気予報を見に集まっていて、今度は「最高気温16度」と言うのに「おぉぉ~!」と、どよめきが上がっていました。「地元では最低気温が26度ですよ。それなのにここは、最高気温が16度!」と言うので驚いていたのでした。家の中にいる分には気にならないけど、冷たい風が強かったもので、外にいるとやはり「寒い」と感じる一日でした。
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2011年7月15日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
見物の人は一言挨拶して欲しいな
あしたの城ってどんなところかな~と見物にやってくる人は、ちょこちょこいます。私道に入ってきてしまうと、うちで行き止まりになってしまうので、いやでもうちの前でUターンしないといけません。車が登って来ては、そのまま駐車場でUターンして降りていきます。まあそれは、別に仕方ないというか、何も言うつもりはありません。
だけどたまに車から降りて、庭をうろうろ歩いて写真を撮る人がいます。家に人がいるのを分かっていて、挨拶も全くしないで、知らん顔して写真を撮っているんです。うちはオープンガーデンをやっているつもりはないので、宿の敷地は、宿泊のお客さんのみに開放しているつもりです。宿泊のお客さんも、宿に到着して、どこの誰と言うことがわかって初めてご自由にどうぞ散策してください、と言う感じです。
あしたの城はどんなところかな、次に来た時泊まってみようかな、と言う人が、ちょっと見てみたい、という気持ちは分かりますし、見物するな!と言うつもりもないんですが、せめてその人たちは、「見物させてください」と私たちに挨拶してくれれば、こちらも気持よくどうぞ、と言えるのです。気がついたら知らない人が庭をうろうろして写真を撮ってるって、気持ちの良いもんじゃないことを、理解してほしいです。
ということで、庭をうろうろ歩いている人には、「あんた、何してるの!」と言う代わりに、「何か御用ですか」とわかっていながら、聞くようにしています。そう、決して見物するなと言うつもりはないんです。一言断って、礼儀を守ってから見物して欲しいんです。私たちは用事があったりするので、「どうぞご自由に」と言うぐらいで、見物のお相手はできませんが。
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初めてなんだけど
到着したご夫婦を案内しようとして、なんだか以前いらしたことがあると思ったので、聞いてみると、「自分たちは初めてだけど、息子がよくお世話になっています」と言います。「息子さんって誰だっけ??」と思って話を聞くと、「ああ、あの人!!」と、すぐに分かりました。分かってから改めてお顔を拝見すると、お父さんの眼元が息子さんそっくりなんです。
思わず、「お父さん、息子さんはお父さんの眼元にそっくりですね」と言うと、お父さんは、「そうかい?でも私の方が男前でしょう!」と言うので、「はい♪」と答えました。でもきっと次に息子さんがやってきて、「俺の方が親父よりも男前だろ?!」と言われたら、やっぱり「はい♪」と答えるかな(^O^)
そんなことで、初めていらしたのに、なぜか初めてとは思えない、お二人でした!
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2011年7月9日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
2回着陸をやり直して…
40年前に見た一面に咲くエゾカンゾウの風景が忘れられず、今年で4回目、サロベツにお越しになったお客さん。実は40年前のエゾカンゾウは野火でサロベツ原野が広範囲に焼け、その影響でその後5年ばかり特別に咲いた状態だったらしいです。
今年で3回連続のお越しになりましたが、確かにその時の様子を思い出させるように咲いていると言っていました。残念ながら一面にすべてと言うわけにはいきませんが、旧原生花園のあたりがすごい密度で咲いていますもんね。お客さん、とても喜んでいました。
そのお客さん、今日のお昼に稚内につく飛行機でお越しになったのですが、2回着陸をやり直したそうです。タッチアンドゴーのように、車輪を接触させるとまでは行かなかったようですが、かなり降下した後、急上昇をすること2回、そしてしばらく天気待ちで上空を旋回した後、3回目にようやく着陸したのだとか。機内では拍手が沸き起こったらしいですよ。基本的に飛行機がダメな私なら、もういいから、旭川でも札幌でも、大阪にでも引き返して!と泣いていたかもしれませんね。
明日の天気予報はどうやら曇り空のようです。せっかく飛行機が引き返さずに降りれたので、このいっぱい咲いているエゾカンゾウ、明日はめいっぱい楽しんでもらいたいです。
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エゾカンゾウ宿主、精神科医に相談する
自分の宿の屋号を書き間違って以来、アルツハイマーじゃないだろうか、何か心に問題があるのだろうか、と言いまくっていた宿主。なんと宿泊のお客さんの中にお医者さん、しかも精神科医のお医者さんがいるではありませんか。さっそくそのお客さんをつかまえて、切々と先日あった出来事を相談し始めました。
しかしなぜか周りにいたお客さんは大爆笑、お医者さんも大笑いして、それはアルツハイマーの症状ではないと言います。納得がいかない宿主、「それじゃあ何か、気持ちの問題、不安症とか、うつ病とかじゃないでしょうか」と尋ねると、「そんなビールを飲みながら元気な張りのある声でしゃべるうつ病患者もいない」といいます。
ここぞとばかり私が横で「こ~んないい加減で自分勝手で無責任なヤツがうつ病なんかなるもんか」と言うと、悔しがった宿主、「い~や、俺は日ごろ母さんにぼろくそに言われて、精神的な負担ができて、屋号を間違えたんだ、もっと母さんから暖かい愛情で包み込んで支えてもらわないと、この症状は良くならないですよね!」と無理やりお医者さんに同意を求めていました。
と言うことで、屋号を間違えずに書けるようになるには、家族の愛情と支えが必要と言うことに無理やり持って行った宿主ですが、もはや家族からは相手にされない宿主。いや、ただ一人、いやただ一匹宿主を無償の愛で支え続ける家族がいます。そうです、のんた君です。のんた君に任せるしかないですね。でも無償の愛と書きましたが、本当は見返りにジャーキーを求めているような気もするのです…。
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宿主失格?!
早く朝ご飯を食べ終わった宿主にチャリダーさんが「自転車のフレームに、記念のサインをしてください」と言いました。旅先で出会ったいろんな人に書いてもらっているんだとか。私はまだ朝ご飯が終わってなくて、台所で食べていると、何やら玄関先で大騒ぎしています。???と思っていると宿主が帰ってきて「ああぁ俺はもうだめだ~」と騒いでいるのです。なんのこっちゃ?と思ったら!
フレームの一番目立つところに油性マジックで「サロベツの宿 あしたの城」と書こうとした宿主。まず「サロベツの宿」と書いたつもりがチャリダーさんに「“ツ”が抜けてますよ」と指摘され、よく見たら「サロベの宿」になっているではありませんか。げっどうしよう、と動揺する宿主にチャリダーさんは「^を入れてツと入れればいいですよ、面白くていいじゃないですか」となぐさめてくれました。
気を取り直して続きの「あしたの城」と書いた宿主、しかし横で呆然とするチャリダーさん。今度はなんと“の”が抜けて「あした城」と書いていたのです。さすがのチャリダーさんも「…宿主失格ですね」と一言。宿主は奈落の底に落ち込んで、「俺は自分の宿の屋号も書けなくなってしまった。もうぼけたのか、病院へ行かなくちゃ」と一日言っていました。
私は気を使ってこのことはブログに書かなくていいやと思っていたのですが、宿主は書いていいというのです。「おれはボケて字が書けなくなったから、よくお客さんから記念に何か書いてと言われるけど、もうこれから書かないから、そうブログに書いといて!」と言っていました。
う~ん、ボケても自分の屋号ぐらいは書けるように、毎日練習した方がいいと思うけどなあ。これを機に記念帳サイン引退宣言をする宿主でした。
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じゅうたんを替えて夏バージョンに
朝から濃い霧に包まれたサロベツです。どよんとして庭仕事をするような天気ではなかったので、宿主は居間に敷くじゅうたんを買いに稚内に行きました。前から新しいのに替えようと言っていたので、ついに決行なのです。
昼過ぎにさっさと稚内から帰ってきて、じゅうたんを替えました。息子がちょうど定期テストが終わって早く帰ってきていたので、床を拭いたりテーブルを移動したりするのを手伝ってもらいました。けっこう重いので、息子がいてくれて助かりました。
じゅうたんを敷かないほうが部屋は広く感じますが、やっぱりじゅうたんを敷かないとゴロンとできませんものね。折りじわがあるのが新しい感じです。つい先日まで焚いていたストーブも、さすがにもうこれはからいいだろうということで、部屋の隅に置いてあった薪置き場も撤去して、テーブルを置きました。これでようやく居間も夏バージョンになりました。
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2011年6月10日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
家で生ビール!
宿主のビール好きはみなさんご存知の通りで、お客さんの中でもビールが好き!と言う人がいると、すぐに意気投合してしまいます。そんなお客さんの中で、昨日初めて、19リットルの生ビールを樽で買って、家で10日かけて飲んでいるというお客さんがいて、さすがの宿主もビックリでした。
ビールサーバーだとか炭酸ガスボンベとか、樽を常に冷えている状態にする機械とかをネットで一揃い、買いそろえたんだそうです。そうすると、お店で飲む生ビールよりもおいしくて安くて、もうやめられないんだとか。
いいなあ!とか思うけど、我が家でそんなものを購入しようもんなら、買ったその日はコックをひねると19リットル分も(そりゃ10リットルとかいろいろ樽のサイズはあるだろうけど)無限大のように生ビールが出てきたんじゃあ、意識不明になるまで飲むこと間違いなしだなあ。この辺でやめておくということができない人ですから。
やっぱり我が家では、お客さんの入りに合わせて、ビールもどきをちまちま仕入れて飲む方が、宿主の健康と家族の平和が保たれて良いのだろうと思いました♪
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今日も寒かったです
今日から天気が良いはずだったのに、やはりぐづついた天気でした。連泊したお客さんは、それぞれ個別に過ごしていたのに、3時過ぎに申し合わせたように次々と帰ってきて、宿でまったりしていました。なんといっても寒いので、外でゆっくり…という雰囲気ではありませんものね。バイクのお客さんも来られましたが、みんな寒さに震えていて、到着したらすぐにお風呂、そして薪ストーブにあたっていました。
一冬分いれてある薪小屋の薪も、残りわずかになってきました。もちろん、まだまだ裏庭に薪は用意してあるのですけど、たいがい薪小屋の薪はかなり残るのです。今年残りわずかになってきたということは、4月に入ってから寒い日が続いて、けっこう薪ストーブを焚いていたからかもしれませんね。廊下も、客室の扉もみんな開けて、薪ストーブの暖気が館内にいきわたるように焚きました。
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薪2011年5月3日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
雪も時折混じる天気の中で
サクラが散ってもう新緑の季節というところが多いのでしょうが、サロベツは雪が舞っていました。地面に落ちるとすぐ溶けるような雪なんですが、それでもまあ寒い。連泊したお客さんが美深のトロッコに乗ってきたと言っていましたが、ほとんど人はいなかったと言っていました。そりゃあ雪が降ってて屋根のないトロッコに乗る人は少ないんじゃないかな~?!トナカイ観光牧場に行くと言っていたご家族は、雪の中、見に行ったのかな。
あいかわらず例年の半分以下の宿泊人数ですが、にぎやかさは例年以上です。きょうのわんこDVDと、DVD再生機を持ってきたお客さんがいて、みんなでワーワー言いながら見てしまいました。気がつくと、今日着ている私と息子と宿主の服は、放送時とまったく一緒でした…!
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今日から営業再開です
最近宿主の影が薄いな~と思っていた方は多いと思いますが、実は影が薄いんじゃなく、実体がサロベツにおりませんでした。ここしばらくの間、10年ぶりぐらいに長崎へ里帰りしていたんであります。宿主不在の間、宿はお休みしていました。ブログに書いたりすると、野中の一軒家ということもあり、なんだか不用心なので、わざとそういうことは書いていませんでした。知らずに予約してきた方々、ごめんなさいね~!
昨夜遅くに宿主は帰ってきました。私の大阪への里帰りから続いていた充電期間は、昨日でついに終わりです♪ ということで、今日からいきなり営業再開です。久しぶりのお客さんは、二組で、一人は犬が大好きな人でした。のんた君はもう喜んでしまって、お客さんの顔をべろべろなめまわしていました。う~ん、宿主が帰ってきたときよりサービスしているかな??のんた君も看板犬のお仕事、再開なのでした。
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2011年4月26日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
ブラジルにいる人が一番に見るよ
きょう印刷して明日発送…、なんて思っておりましたが、早めに簡易書簡を用意していたこともあって、今日の夕方にはサロベツ通信を発送しました。会員の方は、サロベツ通信が到着するまで、もうしばらくお待ちくださいね。
ブラジルに赴任した方にも、先ほどメールに添付して送りましたよ。きっと日本中のだれよりも、地球の裏側にいる人の方が早くサロベツ通信を見れますね!何ともすごい時代だな、と相変わらず思うのでした。
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サロベツ通信サロベツ通信を書き上げる
下書きだけでも、と思っていたサロベツ通信、いや、帰省する前に発送してしまおうと考え直し、さっき原稿を書き終えました。実は夕方4時ごろまで書いた半分、どうもこれは違うな、と思って5時から書き直し、一気に進めたのでした。今日はお客さんがいなくて、息子の夕食当番の日です!何もしないでよかったので、はかどったのですね~。今回は特集号なので、おじさんコーナーはありません(だから早く仕上がったのだ)。明日には刷って、あさってには出すつもりです。
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サロベツ通信2011年3月22日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
サロベツ通信の下準備を始める
一か月北海道に仕事でいて、ついに今日の飛行機で内地へ帰るというお客さんが出発していきました。18年ぶりにお越しでしたが、次回は18年も間をおかず、遊びに来てくださいね。私もようやく日常の仕事にも出らなくては、と思いサロベツ通信の下準備を始めることにしました。被災の状況も原発の行方も気になりますが、自分に今できることは、ささやかながらの義援金を送ることしかありませんし。
今週末には実家に帰る予定でいますので、それまでに原稿だけでも書いてしまおうかと思っています。もちろん「きょうのわんこ」特集号で、ブログに書いていない裏ネタを、会員の皆様にはお届けする予定です。サロベツ湿原センターは、この夏撮る写真をもとに秋号で特集します。
だけど「きょうのわんこ」が放送された時が、遠い遠い過去のような気がします。取材を終えたスタッフの人に、「内閣が倒れたら放送は飛びますよね」と冗談のような、でも本当にあるかもという感じで尋ねると、「政治的重大ニュースの場合は飛ばないけれど、大きな自然災害の場合は飛びます」と言っていました。その時は、自然災害よりも菅内閣が倒れる方が現実的なような気がしたのでした。
「きょうのわんこ」が放送されてわずか1週間目に、歴史的な大きな自然災害と人的災害としか言いようのない原発事故が起きるなんて、思ってもいませんでした。ああでも、いろいろ大変な時にこそ、ほのぼのとした話題をサロベツ通信に載せて送りたいと思います。
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きょうのわんこスペシャル、サロベツ通信2011年3月21日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |
再建当初の写真を見る
つい3日ほど前、マイナス12度まで下がって、樹氷がついていました。でも今日は、プラス5度ぐらいの気温で風が吹き、雪がどんどん溶けていっています。なんだか外の風景は、寒かったり暖かかったり、晴れたり雪が降ったりとしているのですが、気持ちがどうも風景なんて見ていませんね。
久しぶりにお客さんが来られました。一か月ほど道内で仕事をして、内地に帰る前にこの3連休を利用して、ということで来られました。実は新館になって3か月めに来て以来ということです。ということは、18年ぶりぐらいですかね。
その時の写真も持ってきてくれました。ストーブは今のストーブの前に使っていたものですし、カーテンも入っていないときでした。懐かしかったです。私たちも焼け跡から再建した直後の写真でした。
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2011年3月19日 | テーマ:民宿での出来事 | コメントは受け付けていません。 |