民宿での出来事

３日に稚内便が欠航になりながらもＪＲに乗り換えてきてくれたお客さん、ついに昨日、出発されました。帰りは稚内から羽田経由ということでしたが、ニュースを見ていると、東京は雪だというではありませんか。「行きは稚内が風で降りれず、帰りは羽田が雪で降りれなかったりして！」というと、「なんか奥さん、うれしそうですね？！」と笑っていました。そして「もしも飛行機が稚内に引き返したら、ここにまた戻ってきます！」と言って昼前に宿を出発しました。

昼ご飯を終わって、ゆっくりして、のんた君を散歩に連れて行くと、途中で雪がかなり強く降ってきて、のんた君は白ラブ状態に。途中で散歩を切り上げて帰ってきました。そしてふと、羽田便が遅れて稚内について、おまけにこの雪で、また飛行機が出発できずにいるんじゃないかなあと思い、ネットで運行状況を調べてみると、稚内便は定刻通りに出発したようで、その時はちょうど北海道を抜けて東北の上空あたりを飛んでいる頃でした。夜にはお客さんから無事、予定通りの時間に家に帰れたというメールもいただきました。来るときは欠航で大変だったけど、帰りは順調でよかったですね。

今日は近所の奥さんが遊びに来て、明日はまた真冬並みの寒波がやってくるとか話をしました。雪が少ないし早く春が来るのかなと言っていたけど、例年通りになるんじゃないか、と奥さんは言っていました。どうなるんでしょうねえ。そろそろ雪解けの話が話題に上るころになってきました。

今日泊まりに来るお客さんが「住所を教えてください」と電話して来たので、あ～これはナビで来るつもりだな～と思いました。「ここは都会と違って番地がないので、ナビで来ると反対に迷う人が多いんですよ」と説明すると、「なるほど」とすぐに納得してくれました。

でもナビで旅行するつもりなので、地図は持っていないと言われて、びっくりしました。都会では、というか、ほとんどのところがナビだけで十分で、地図なんてもう必要ないんですね。そしてナビは通用しないという感覚は、田舎に来て体験して初めて知ることなんでしょう。

宗谷岬にいると言われたので、「ナビで天塩を設定したら、きっと海岸の１０６号線からくる道を指示するだろうから、そうしたら…」と説明しました。そしてお客さんは無事迷わずに宿に到着することができました。ナビは困ったもんだな！と以前は思っておりましたが、もう我々の感覚が少数派になって行くのを実感しました。どんなナビでもうちを案内してくれるようになるのは、いつになるんだろうなあ。

お客さんは黒ラブを飼っているそうで、のんた君を見て「他人、いや他犬とは思えない」と言っていました。のんた君も、久々のお客さんを大歓迎しておりました。

今日のお客さんは二月以上前に予約をしてくれたお客さんでした。吹雪で稚内空港に飛行機が降りれなかったらどうしようかな～と心配しておられましたが、今日の飛行機は定刻通り、ぴたりと着陸できたようでした。

確か先週末あたりは大荒れの天気で、利尻礼文行きのフェリーも稚内空港の飛行機も、全部欠航しておりましたから、数日の違いで状況はまったく変わってきます。でも当日予約をしない限り、吹雪で運行状況がどうなるかなんて分かりませんものね。

２月にマイルを使って泊まりに来ようかなというお客さんが電話をかけてきました。やっぱりそのお客さんも、「稚内空港は吹雪で欠航するかもしれないからどうしようかな～」と悩んでおりました。よく泊まりに来るお客さんで気安く話せる人だったので、私は「運試しだよ、運試し！」と言って笑っておりました。

吹雪の心配もなく送迎も夏のように確実にできるのなら、せめて公共のバスが朝と夕方の特急に合わせてあったら、もっと強気で冬のお客さんを呼べるのにと思うのですが、仕方ないです。お客さんの予約が入っているときに、神様がサイコロを振って「吹雪」なんて文字が出てきませんように、と願うだけです。私たちも冬は運試ししながら営業をしているようなもんですね…。

宿のフォームからメッセージをいただいた方に返信を出そうとしたら、エラーが出て送信できません。もしかして携帯メールからだからかな？そこでこの場を借りて、返信したいと思います。

「結婚式に、あしたの城に宿泊したときの写真を使っていただき、ありがとうございました！人生の記念すべき特別な日に使っていただけて、とても嬉しいです。今は赤ちゃんのお世話で大変だろうけど、振り返ってみればそれも楽しい思い出、落ち着いたらぜひご家族で遊びに来てくださいね。お待ちしています♪」

やっぱり幸せな二人プラス赤ちゃんの前途を祝福するものとしては、加山雄三の歌にちなんで素晴らしい夕日でしょう。というわけで６年前の夏に撮った写真ですが、まっかっかな夕日の写真を載せてみました。

毎日が日曜日でありましたが、今日は久々仕事です！毎年恒例のサロベツフライングクラブ忘年会がありました。ウルトラライトプレーンでサロベツを飛び回っている人たちの、総会＆忘年会です。一緒にお話もして、ワインも少々いただきました。酔っぱらってブログが更新できないのでは？？と言われながらも、ちゃんと頑張って更新しておりますよ♪

サロベツ上空を飛んでいる様子を、動画で見せてもらいました。サロベツ川に沿って飛んでいたり、道々１０６号線上を飛んでいたり、動画の編集の仕方がとてもおしゃれで、テレビ番組を見ているようでした。空から見ると、いつも見ているサロベツの風景が違って見えて、とても面白かったです。

貸切りなんで好きなように寝てください、という感じなんですが、いびきをかくから・・という１人をのぞいて５人がみんな居間に布団を敷いて寝ています。皆さんのお歳は、お孫さんが７人いたり、定年退職になっていたりする人もおられるんですが、なんだか学生のクラブ合宿みたいで、とってもほほえましい感じでした。

　今日久しぶりに来られたお客さんは、お母さんと大学生の息子という組み合わせです。そしてお母さんはなんと、２７年前に２回ほどあしたの城に泊まりに来たことがあると言っていました。

　オホーツクでやっていた「朝日のあたる宿」の宿主Ｋさんも泊まりに来て、みんなで豊徳地区のカラオケ大会に出た、という話に宿主は、「思い出した！」と古いアルバムを取り出しました。Ｋさんがカラオケを歌っているところと、若き日のお母さんの写真がありました。

　Ｋさんはその後宿をやめて引っ越しをしました。あしたの城の建物が今のものになったとき、お祝いに来てくれたのが最後で、その後音信不通です。今日こられたお客さんも、連絡が取れなくなってしまったので、今はどうしているんだろうねえ、元気にしているのかなあ、と話をしました。

　あの当時「朱鞠の宿」にも泊まった、というお客さんの話にも盛り上がってしまいました。旧館のあしたの城は断熱材があんまり入っていない建物で寒かったのですが、「朱鞠の宿」から来たお客さんには、「とても暖かい」と感謝されていたんだよなあ、と宿主は昔を懐かしんでいました。

　三泊四日の休日を終えて、ヘルパーＯＢは帰っていきました。次は「娘が独立して、民宿あしたの城の家族が３人になったときかな」と言っておりました。それを聞いて、家族が三人になるのは、実はそんなに遠い未来ではなくて、もうすぐそこに来ているなあ、と思いました。今の生活が永遠に続くように思うけど、そうではないんだろうな。

　入れ替わりに、新しいお客さんが来ました。休んでいる宿が多くて、営業してくれていてよかった、と言っておりました。うちも当日いきなりの予約だったら、断ると思いますが、前日までに予約してくれるのであれば（今日のお客さんも、昨日のうちに予約してくれました）、理由がない限りは営業しようと思っています。

　地区の婦人部でお食事会があり、昼間に豊富町の寿司屋に行きました。久しぶりにごちそうをおなかいっぱい食べました。家で昼ご飯を食べた家族はインスタントラーメン。ちょっと差がありすぎてごめんね。

　サロベツ通信も、一緒に投函してきました。もうじき会員の皆様のところへ、届きますよ。

　昨日降った雪も午後にはほとんど溶けました。まだまだ根雪にはなりそうもないし、車のタイヤも冬タイヤに替えるには、まだもったいないかな～という感じです。

　この１月だったか２月だったか、予約をしていたけれど吹雪のために行くのを断念したというお客さんが、リベンジで泊まりに来てくれました。こちらはもうすっかり忘れていたけれど、話をしているうちに、ああそういうことがあった！と思いだしました。

　その時のお詫びだとか言って、お客さんがお菓子を持ってきてくれました。でも確かその時、ひどい吹雪だから来ないほうがいいよ、という話をこちらから電話でしたような気が…。もちろん、泊りには来てほしいですけど、吹雪の怖さも知っているので、冬はキャンセルとなっても、無理しないほうがこちらも安心です。

　そんなことで、ポツリポツリと今でもお客さんが来ています。

　１０月の連休が終わると、お客さんの予約も入っていたり、いなかったりです。個人的にはこれから月末までの草紅葉の時期が、１年のうちで一番好きな季節ですが、観光客にとっては、何か花が咲いていないとだめなんでしょうね。ところで、そろそろ年末年始の旅行の計画を考え始めている人もいると思いますが、あしたの城の、次回の年末年始の営業、お休みしようと思っています。

　今まで毎年のように来てくれていたお客さんも、家庭の事情や諸般の事情でなかなか来れなくなり、空港からここまでのアクセスが遠いこと、吹雪いて通行止めになるかもしれないことなどの状況から、新規のお客さんも、なかなか入らなくなりました。もういっそう、家族だけでお正月を過ごそうかなあ、という気持ちが強くなってきました。

　年末年始以外の冬の時期は、とりあえず予約が入れば営業しますし、春から秋までは、いつも通り営業しますが、今回は、家族だけの年越しをやってみます。そういうことで、皆様ご了承のほどよろしくお願いします。

　久しぶりに１８時２分で到着のお客さんがいて、迎えに行くと、その時間はもうすっかり真っ暗です。夏至のころはまだまだ明るかったし、日が沈むのは１９時３０分ごろでした。でも今は、日が沈むのは１７時ごろですもんね。なんだか冬至に向かってまっしぐらという感じです。

　２学期制をとっている学校が増えてきて、１０月上旬は秋休みとかで、子供連れの家族が意外と泊まりに来ます。今日帰られた父子は「乗りテツ」でした。関東から稚内まで、列車を乗り継いできて、帰りは札幌から大阪行きの寝台に乗って、大阪から新幹線に乗って帰るのですって。

　小学生で、そんなに列車ばかりに乗って退屈しないのだろうか？と思うのは間違いで、列車の話をすると、すごくうれしそうな顔をしていた男の子。いっぱい列車に乗って、充実した秋休みを過ごせたようですね♪

  ９月のゲリラ豪雨で、一晩のうちにすっかり私道が荒れて、わだちがひどくなってきたので、本格的に私道を補修することになりました。なんといっても、これは自分たちで適当に土や砂利を入れるわけにはいきません。そういうことをすると、かえってバイクの人たちには危険になってしまうので、専門の業者と入れる砂利の種類などを相談して、やってもらうことにしました。

  砂利をトラックで運び入れ、ブルでならして、圧をかける道具で、砂利を固めていきます。私は今日、朝から出かける用事があったので、作業開始直後の様子を写真に撮り、出かけて午後３時前に帰ってきたときには、私道の補修作業は終わっていました。そして道は「劇的ビフォーアフター」のように、すっかりきれいになっていました！！

　だけどこれが本当にどれくらいもつのかなあ？という気持ちもします。以前の道路も、アスファルトのくずを入れて固めていましたが、春解けの水が流れて毎年わだちが深くなっていっていたからです。今の時期は気温が低すぎて、アスファルトくずは入れられないんだとか。入れるとすれば、来年の夏になります。何の補助金も受けられない私たちは、この距離を私費で舗装にするなんて無理なので、これでしばらく様子を見てみます。

　昨年はシルバーウィークとやらで、休みが長く続いたから、ゴールデンウィーク以上のお客さんが来てくれましたが、今年は３連休で終わりですので、お客さんの賑わいも、もう終わりです。毎年秋に、シルバーウィークがあったらいいのにな～。

　裏庭の端っこに植えたコスモスも、かなり咲いてきました。意識せずに植えたんですけど、ちょうど裏口から見えるので、良い場所に植えました。マリーゴールドなんかはずいぶん長いこと咲いて、芝生の庭を華やかに引き立ててくれますが、僅かな期間でも、「季節」を感じさせてくれる花って、良いですね。

　土曜日にあった球技大会の振り替えで、今日は高校がお休みでしたが、部活がある娘を送りに、宿主が朝８時過ぎに出かけようとしました。すると！車のタイヤがパンクしているではありませんか。

　お客さんで、朝の列車に乗る人が誰もいなかったのが幸いです。娘なら「部活に遅れる」と連絡さえすれば良いですから。それでも、残っていたお客さんが、「自分の車で送ってあげようか?」と娘に言ってくれて、とても嬉しかったです。でも、午前中は無理して行かなくて良いからと、気持ちだけありがたくいただきました。

　そして宿に残っていたお客さんが集まって、パンク修理キットを持っている人や、コンプレッサーを持っている人の手助けもあって、早くにパンク修理は終わり、娘はじゅうぶん開始時間に間に合いました。

　あれこれいろんな道具が出てきて、いろいろお客さんに手伝ってもらって、本当にありがたかったです。

　道内に住んでいる人で、毎年初夏と秋に２回やってくる人が、今年は初夏に来ませんでした。なんか用事があったのかな～と思っていたら、昨日ひょっこりやってきました。彼の住んでいる倶知安は天気が悪くて、二日続けて休みのときは、いつも雨が降っていたんだとか。それで今回、今年初めての泊りがけツーリングにやってきたそうです。

　「バイクに乗れなくて、もうストレスがたまってたまって！」と言っていました。昨日は朝の５時からバイクに乗ったそうですが、今日も早朝霧が立ち込めるころに、一度バイクで出かけ、朝ごはんを食べた後、８時にはもう出発です。というか、今朝のお客さんは、みんな８時に出発しました。

　こんなに天気がいいと、ダラダラしているのがもったいない！とのこと。なんだか分かるねえ、その気持ち。サロベツは、他の道内各地に比べて雨は降っていない方ですが、それでもここしばらく、秋晴れの良い天気が続きます。

　と言うことで、私も久々原生花園に出かけ、「花と風景」を更新しました。

　11年ぶりにヘルパーＯＢがやってきました。彼女がヘルパーをしていたときは、子供たちは6歳と4歳でした。もう高校生と中学生になった子供たちを見てビックリ、娘の方は面影があるけれど、息子の方はすっかり変わってしまったね、と言っていました。毎日見ている私には、分からないですけどね。

　大人の方は、見た目はどんどん老化していくけれど、精神的には、さっぱり変わらないかな？？？宿主がお客さんにバカな事をいっているのを聞いて、「このオッサン、相変わらずやなあ」とあきれ果てたかもしれないです。

　すっかりサロベツは涼しくなって、家の中でもお客さんは長袖を着ていました。久々夕日ツアーに行くと、日没時間は5時55分でした。がっちり上着を着ていないと寒いぐらいです。ヘルパーＯＢは、ここだけに2泊3日で来てくれましたが、こんな涼しいところで3日過ごして大阪に帰ったら、大阪の残暑に耐えられるのでしょうか。体調を崩さなければ良いですけどね。

  たぶん北海道だけで売っている北海道情報誌「Ｈｏ」が、宿の取材に来ました。「秘境の地にある薪ストーブを使っている宿」と言う特集で、10軒ばかりの宿を紹介するのだそうです。秘境の地といえば、山奥のイメージがあって、こんな開放的なところが秘境かな？？と思うのですが、大自然の中の一軒宿、ということで、選ばれたようです。

　取材を受けているうちに、写真を撮りたいのだけど、薪ストーブを焚いてくださいと言われて、びっくりしました。今日も残暑厳しく、部屋の中は２５度はあります。これで炎が見えるぐらいに薪ストーブを焚いたら、部屋の中が５０度ぐらいになってしまうだろうし、写真を撮ったからと言って、すぐに薪ストーブを消せるわけではありません。

　午前中の取材ならまだしも、そのときはすでに午後の４時を回っていて、お客さんも到着し始めているし、このあとお客さんはこの部屋でくつろぎ、牛乳鍋を食べる予定です。とても部屋の中を５０度にすることは出来ません。取材に協力はしてあげたいけれど、取材よりも今日泊まるお客さんの方が大事なので、申し訳ないけどお断りしました。きっと取材の人も、うちの薪ストーブの性能を、よく分かっていなかったんだろうな。

　と言うわけで、火の入っていない薪ストーブや周りの風景、そして牛乳鍋の写真を撮っていかれました。料理の写真を撮るときは、専門のライトなどの道具を出して、見ていて面白かったです。料理がどんな風に撮れているのかが、ちょっと楽しみだな～。外ではのんた君も、一緒にポーズをとりました。

　今日は久々「のんた君の部屋」も更新しています。

　宿主がものすごく気落ちしています。詳しく書く気はしませんが…。心当たりのある人は、返してください。

　修学旅行で早い集合の息子を送りに、朝５時過ぎに車に乗ろうとしたら、もう庭には４人ぐらいのお客さんがマッタリしておられました。雨が上がって、空が明るくなっているころで、庭から見る原野は、霧がところどころかかっていました。

　ニュースを見ていると、内地では残暑が厳しいんだとか。こちら今日は、朝夕の風は冷たいぐらいでした。暑いところから来ると、サロベツの早朝は気持ちよくて、ついつい早起きしたくなるんでしょうね。

　子供連れのお客さんが来られると、のんた君が大活躍です。うちにある小さなボールではなく、お客さんの大きなボールで遊んでもらって、のんた君もとっても楽しそうでした。

　最近若い人が来ないな～と言っておりましたら、お盆を過ぎてから、若い人の割合が多くなってきました。今日は、柔道の大会が北海道であったとかで、そのついでに道北に遊びに来たと言う大学生が来ました。

　８人の団体さんと言えば団体さんなんですけど、なんだかみんな礼儀正しくて、やっぱりそうか、柔道部なんだなあ！と感心してしまいました。たくさん食べるんですけど、減量中の人もいて、一瞬ご飯が足りるかな？？と思いましたけど、余ったぐらいでした。柔道は、体重によって階級があるもんねえ。

　夕食の後のお客さんの過ごし方は、早めに寝てしまう人あり、居間に残ってお酒を飲む人あり、雰囲気は日によって見事にバラバラです。宿主が率先して雰囲気を作り出すことは無く、自然の流れのままに任せているので、「とほ宿は飲み会をするものだ！」と思っている人には物足りないかもしれませんね。

　宴会が無い日もあれば、昨日のようにもうめちゃくちゃ盛り上がる日もあるのです。若い人から、お孫さんがいる人まで、見事に年代がバラバラの人たちが、ワイワイと大騒ぎしました。私は、偶然実家と歩いて５分ぐらいのところから来たお客さんと、超ローカルな話で盛り上がってしまいました。

　それでも、飲み会に加わらず早めに寝ておられるお客さんもいるので、消灯の１１時にはぴたりと終わりました。人それぞれの過ごし方を尊重し、寝たい人にも配慮したいので、どんなに盛り上がっていても、１１時には終わるのであります。

　ということで、昨日珍しく飲み会に参加した私は、もう１１時過ぎてパソコンをする気にはなれなかったので、ブログはお休みしました。まあ、私がブログをお休みするときは、たいがい夜遅くなって、面倒になったときでありますね。あ～今日は飲まないで過ごそう。

　ＪＲも４０号線も復旧し、「また来年」と言いながら、旅立っていた人も何人かいて、大雨によるアクシデントのあった盆休み営業も一区切りです。今日は片手でじゅうぶん数えられるぐらいのお客さんで、家族も一緒に牛乳鍋を食べました。

　夜はお客さん一人だけ居間にいて、一緒に飲んでいましたが、大学の野球部で某ハンカチ王子のセンパイだったと言う（もうどこの大学か、ハンカチ王子は誰だかお分かりですね）ことで、めちゃくちゃ盛り上がってしまいました。「ボクはセンパイですけど、ハンカチを洗う役ばかりしていましたから」なんて冗談がとても面白かったし、その大学からプロ野球に行った人たちの、いろんな裏話を聞けて楽しかったです♪

　夜の飲み会に立てかけられていたレースクイーンの等身大パネルを作業小屋に持っていくとき、宿主が「写真を撮っておいて」と言うので、「どうせなら横に並びな！」と私が言って、のんた君も一緒に記念撮影です。

　ああでも撮った写真を見ると、腰の高さが、足の長さが…！皆様、うちの宿主と等身大パネルと比べてはなりません。宿主は、ネズミにかじられて足が短くなったそうなので…。

　昨日までの３日ほどは、非常に蒸し暑くて、部屋の掃除や台所仕事をしながら、汗がダクダクでした。それでも、最高気温は３０度まで行っていないのですから、３７度ぐらいまで上がると言う夏の内地には、もう行けないな。今日は昨日ほど暑くなくて、汗がじわじわ出るようなことはなくなりました。ようやく暑さも一段楽したのでしょうか。

　トウがたったビオラを、ついに抜いてしまいました。丸い花壇に植えてあったノースポールも抜きました。ちょっと寂しくなったかな。今までよく頑張って、花壇を彩ってくれました。来年用のパンジーは、双葉が出て、本葉が一枚でかかっています。９月には、また花壇に定植する予定です。

　今は盆休みで、宿は混んでいるはずなのに、今日明日と予約が少なくて、例年の半分です。当日予約がすごく少ないです。バイクが少なくなったし、しみじみと、気ままに旅する若い人がいなくなったのだな～と思います…。

　１０月１日にブラジルへ発つというお客さんを、朝、見送りながら、最初のうちは、「誘拐されないようにするんだよ」なんていっておりましたが、そのうち、「あっちの宝くじって、すごい金額が当たることがあるよね。向こうに行って、宝くじを買いな！」という話しになっていきました。

　「６億円当たったら、１億円くれとは言わん、一千万円で良いからね」「そしたらその中からここの私道と駐車場を、国道並みの舗装にするから。○○道とか、○○通り、とか、あなたの名前をつけてここの私道を呼ぶからね」なんて、お客さんに言いたい放題です。

　まぁ～宝くじがどうなるかはともかく、５年後だか６年後だか、日本に帰ってきたらまた、面白い土産話を楽しみにしてますよ♪

　いつも５月のゴールデンウィークに来るお客さんがやってきたので、「今の時期に珍しいね」と言うと、「ブラジルに５年間駐在することになったので、行く前にちょっとあいさつ回りを」とのことだったので、びっくりです。

　「それは栄転か、国外追放か」と宿主は嬉しそうに言っておりました。ブラジルじゃあ実家に帰ることはあっても、北海道まではもう来れませんね。サロベツ通信はブラジルまでは送れないけれど、ネットは世界中どこでも見れますんで、地球の裏側から、サロベツの風景を見ていてくださいませ！そして５年後、また元気に遊びにいらしてくださいよ。

　夏休みに入ると、家族、親子で来るお客さんが増えてきます。息子を後ろにのっけてバイクで来るお父さん。息子とバイク２台で来るお父さん。いずれもうちの宿主には、ちょっとうらやましそうです。

　のんた君は、小さなお客様相手に大活躍です。今日も庭中走り回って子供さんと遊んでいました。先日は、子供さんが「つれて帰りたい…！」と言っておりましたが･･･、のんた君は、きっと内地の暑さには耐えられないと思います！

　今日も暑かったですけど、「こんなに暑くても、やがて雪が降る日がやってくるんだからなあ」と宿主は、しみじみ言っていました。

　来年の「とほ」の取材の人が来ました。今までの「とほ」とはがらりと変わる予定で、カラーになるそうです。どこまで内容の変化をここで書いて良いのか分からないけれど、もう宿が自分たちで「とほ」の原稿を書くのではないのです。

　最後に夫婦の写真を撮るというので、薪山の前で撮る事になりました。一緒に並んだのですけど「もっとくっついて」と言われて、２人で照れて大笑いしました。もう２人の間には、のんた君がいるとか、子供たちがいるとか、つねに何かが間にいる状態です。こうしてくっついて近くに並ぶなんてないですからね。

　来年の大きくリニューアルした「とほ」の写真を見たとき、「もうちょっとくっついて並んで！」と言われて笑った写真なのだと思ってみてください…！（我々夫婦円満の秘訣は、近づきすぎないことですから）

　例年だと明日は豊富町主催の自転車祭りで、それにエントリーする人たちで、あしたの城はほぼ満員状態でした。でも今年は口蹄疫の問題で自転車祭りは中止になり、手の指で数えてもかなり余るぐらいの客様です。

　宮崎の口蹄疫の問題は、あまりにもリアルに恐怖を伴って私には感じられたので、ブログには書けませんでした。もしもここら辺に口蹄疫が発生したら…。農家の人は、保障とかあるのかもしれないけれど、農家でない我々は、口蹄疫が出て、お客さんがまったく来なくても、畜産に関係ないからといって、保障なんか出ないんだろうなあ。

　いつもだったら、忙しいんだろうなあ、と思いつつ、宮崎の人たちのことを考えれば、たった一日の影響でよかったじゃないかと自分を慰めるのでした。

　宿主は、ブッシュカッターで雑草を刈っていました。のんた君は、夏休みで家にいる息子にへばりついて、ほとんど家の中で過ごしていました。

　「水道管が破れているのでは」と水道課の人に疑われるほど水を芝生にやっていた宿主、ザンザン降る雨にやっと一息です。でも、「今年一番バイクが集まった日に、こんなに雨が降るなんて、皮肉なもんだなあ」と言っておりました。待っていても止みそうにない雨なので、９時前にライダーさんたちは、ゾクゾクと出発していきました。

　「ボクは地元ですから、今日は家に帰るだけです」と言っていたライダーさん、聞けば家は根室なのだとか！地元と言っても、稚内空港から東京へ帰る人より、実質的にはツライ距離がありそう。

　朝ごはん抜きで、気合を入れて出発したライダーさん、宗谷岬でカメラバッグを玄関に置き忘れているのに気がつき、戻ってきました。結局、９時前に出発のお客さんたちと一緒になってしまいました。だけどこれからの旅でカメラを使えないなんて、やっぱりつらいですもんね。「他に何か忘れていたら、来年取りに来る！」と言っていました。

昨日の夕方から雨で、雨が欲しくてたまらなかった宿主は、お客さんの陰で、ひっそりにっこりです。なんといっても、水道課から、「今月は突然水道代が跳ね上がっているので、どこか水道管が破れていませんかね？」と電話がかかってくるほど、宿主は芝生に水を撒いていたのでした。私も、本当ににっこりです。

　でもお客さんにとっては、雨は残念ですね。今年はバイクが少ないなあ、と言っていたら、連休中日の今日は、バイクが大集合でした。４人とか、３人とかのグループの方もいましたけど、一人旅や、ご夫婦の方もバイクでお越しで、久々駐車場にはバイクがずらりと並びました。でも、雨の中、バイクはちょっと大変だったでしょうねえ…。