17 廃材で犬小屋を作って大満足の宿主。でも肝心の愛犬ノンタ君は…
4月に入って家の周りの雪も溶け、外での作業もやりやすくなってきました。宿主は薪小屋の整理をしています。 冬の間に使った薪を補充して、ひと夏乾かしておきます。冬が終わるとすぐに、来年の冬に備えます。 今年は愛犬ノンタも宿主のお手伝い??
そんなある日、宿主は何やら作り始めました。昨年宿にやってきたノンタはまだ小さかったので、 夏の間ベランダの柱につないでいましたが、お客さんに迷惑をかけるといけないので、今年は自転車小屋の横に犬小屋を作り、 お客さんがいるときは、そこにノンタをつないでおくことにしたのです。
犬小屋の材料は、知り合いからもらった廃材です。薪ストーブを使っていることを周りの人は知っているので、 「焚付けに使って」と、廃材をくれるのです。ごみの有料化に伴い、廃材も捨てるとお金がかかるので、双方にとっていい話です。
全て廃材を使って、立派な犬小屋が出来上がりました。子供たちが二人も入れる広さ。ただの箱だとつまらないので、 板を飾りにつけてペンキを塗りました。制作費ただの、快心の出来栄え。
ところが・・・・子供たちが犬小屋の中に入り、宿主も犬小屋の中に入って完成を喜んでいたのですが、 喜んでいなかったのが一匹・・・。肝心のノンタが犬小屋の中に入ろうとしないのです。
大風のときは犬小屋の影にいて、雨が降りだすと自転車小屋の軒先にいます。 (最も、ひどい天気のときは、庭ではなくてプライベートルームに入れるのですが・・・)
これは塗ったペンキの臭いを嫌っているのでは・・?ということになり、しばらく屋根を開けておくことにしました。 お客さんからは「シックハウスですね」との声が・・。宿主自慢(するはずだった)の犬小屋には、 いったいいつ入ってくれるのか??ノンタに聞いても尻尾を振るばかりなのでした。